『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』や『ブラックパンサー』の大ヒットで、日本でもファンが急増中のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。
キャプテン・アメリカやアイアンマンなど、とにかく格好良く、絶対的な強さを誇るヒーローの活躍の裏には、魅力的なヴィラン(悪役)の存在があります。
ただの私利私欲な悪い奴、というだけではなく、彼らなりの強い信念や美学、人間味も併せ持っているのです。
時にヒーローよりも魅力的なヴィランを、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から『アベンジャーズ/エンドゲーム』までのフェーズ3より、ご紹介します。
■マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ3作品リスト
- 『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年4月29日 日本公開)
- 『ドクター・ストレンジ』(2017年1月27日 日本公開)
- 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年5月12日 日本公開)
- 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年8月11日 日本公開)
- 『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年11月3日 日本公開)
- 『ブラックパンサー』(2018年3月1日 日本公開)
- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年4月27日 日本公開)
- 『アントマン&ワスプ』(2018年8月31日 日本公開)
- 『キャプテン・マーベル』(2019年3月15日 日本公開予定)
- 『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年4月26日 日本公開予定)
※本記事は各作品のネタバレを含みます
※未公開の『キャプテン・マーベル』『アベンジャーズ/エンドゲーム』については、詳細が判明し次第、更新します
ジモ大佐(『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の悪役)
アベンジャーズ分裂を引き起こした、影の黒幕
アイアンマンとキャプテン・アメリカを筆頭に、ヒーローたちの分裂を描いた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』。
この分裂を画策し、裏で操っていたのが、元ソコヴィアの特殊暗殺部隊隊長、ヘルムート・ジモ大佐。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』にて、アベンジャーズが引き起こしたソコヴィアでの戦いに巻き込まれ、家族全員が死亡。
アベンジャーズへの復讐を誓うジモは、決して直接襲撃はせず、綿密で完璧な作戦によって、裏で糸を引き続けます。
そして、最終的には武力を一切使わず、キャップとトニーの仲を、完全に引き裂きました。
静かな怒りをたたえた、復讐のヴィラン
ジモ自身は、超人でも特殊能力者でもない、平凡な人間。
ですが、復讐という強い信念をもって、超人集団であるアベンジャーズを引き裂き、恐ろしい一連の事件を執念で成し遂げます。
家族を理不尽に奪われた復讐という、正当な理由があるからこその執念。
他のヴィランにはない、怖さと悲しさを感じます。
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カエシリウス(『ドクター・ストレンジ』の悪役)
暗黒次元の力を操る、悪の魔術師
至高の魔術師エンシェント・ワンのかつての弟子であり、武術と魔術の達人である、カエシリウス。
最愛の人を失った悲しみから、永遠の命を執拗に求め続けます。
そして、時間という概念も超越した、暗黒次元の存在に取り憑かれ、王であるドルマムゥに心酔します。
世界を暗黒次元に取り込み、時間を超越し、誰もが等しく永遠の命を得られる理想郷を作ろうとするのです。
最後には、ドクター・ストレンジの策略により、暗黒次元に取り込まれ、消えてしまいました。
理想郷の創造に取り憑かれた、狂信的なヴィラン
最愛の人を失ったという悲しい背景があるにせよ、師を裏切り、より大きい目的のためなら、小さな犠牲など気にも留めないカエシリウス。
"永遠の命"というものが楽園ではなく、苦しみだと言う師の言葉を、理解しようともしません。
カルト的にドルマムゥに心酔し、最後は望み通り暗黒次元に取り込まれたわけです。
カエシリウスはあちら側の次元で、どんな気持ちで過ごしているのでしょうか…。
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