ヘラ(『マイティ・ソー バトルロイヤル』の悪役)
復活した最強の “死の女神”
オーディンの最初の子供で、ソー、ロキの姉でもある"死の女神"ヘラ。
かつてはオーディンと共に、様々な国を恐怖に陥れ征服し、アスガルドを一大帝国に築き上げます。
が、父を超える野心と、その狂暴な性格を危惧したオーディンに封印され、父の死によって再び復活を遂げるのです。
ヘラの野望は、アスガルドの女王となり、今度こそすべての世界を支配下におき、全宇宙を征服する事。
ソーのハンマーを片手で粉々にするほどの力を持ち、自在に出せる鋭利な武器と高い身体能力で、包囲する多数の敵を、1人で一掃する、最強の戦闘力を持っています。
アスガルドの民を殺すことも厭わず、弟であるソーの目を抉るなど、狂暴な上に非情な性格。
最後は炎の悪魔スルトにより、アスガルドごと破壊され、滅びてしまいました。
非情で危険な征服者
父への恨みと、元々の凶暴な性格、全宇宙を征服したいという、野心が原動力のヘラ。
自らが治める国の民をも、慈悲もくれず薄ら笑いながら手にかけるような、かなりの危険人物です。
その非情さはMCUヴィランの中でも、トップレベルですね。
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キルモンガー(『ブラックパンサー』の悪役)
ワカンダの革命を望む、優秀で残忍な “死の商人”
MCU映画史上最高ヴィランとの呼び声も高い、“死の商人” キルモンガー。
その正体は、ワカンダの前国王 ティ・チャカの弟であるウンジョブ王子が、秘密裏にアメリカ人との間に儲けた息子、ウンジャダカでした。
事故とはいえ、父親をティ・チャカに殺されたキルモンガーは、叔父一家への復讐を誓います。
そして生まれ持った権利で王座に挑み、国王であるティ・チャカ(ブラックパンサー)に勝利し、ワカンダの王座を転覆させます。
父親の悲願である、黒人の社会的立場向上のため、ワカンダのテクノロジーによる世界征服を企てたキルモンガー。
が、ティ・チャラとの死闘の末、その野望は阻止されます。
ティ・チャラが申し出た傷の治療を断り、「鎖よりも死を選ぶ」という言葉を残し、自ら命を絶つのでした。
最期まで信念を貫き通した、MCU史上最高ヴィラン
彼は黒人たちが被差別者として、どんな扱いを受けてきたかを、肌で感じ続けていたはず。
国ごと自閉することで安全を守り、世界に手を差し伸べる事もせず、のうのうと暮らすワカンダ人が許せなかったのでしょう。
荒っぽくて強引なやり方とは言え、世界で苦しむ抑圧された人々を救いたいという、強い信念を持ち続けていました。
最期の台詞の通り、囚われの身である事に抵抗を続け、最後まで信念を貫いたキルモンガー。
その遺志をくみ取り、開国することを選んだティ・チャラの選択によって、彼の信念は生き続けることになるのです。
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