そもそも、「手伝わない」とは一言も言っていません。
こういう答え方をしておけば、その後そのままスルーして一切手伝わなくても「自分の作業で手一杯だった」ということで説明がつきますから、責められることはありません。
もし、気持ちが変わったら、手伝ってあげてもいいでしょう。
「それだけ忙しいのに、無理して手伝わせてしまって申し訳ない」という気持ちを植え付けることができます。
いじわるな言い方ですが、そのママ友さんには「貸し」ができます。
自分が困ったときに、お願いごとをすると、かなりの確率で「ノー」とは言えなくなります。
もう一度ポイントを。
無理難題を押し付けられているなと思うときは、相手の会話の土俵に乗らないこと。「いやだ」とか「やらない」というような具体的な回答をしないことです。
「あなたが困っているのは分かった。だけど、私も手いっぱいで見通しが立たない。終わり次第すぐにサポートするから、それで許してくれないか」というように、相手を肯定しながら、自分に負担が生じない回答をするように意識しましょう。
同居している義母はどうする?
ただし、同居している義理のお母さんは、少し戦法を変える必要があります。
20代、30代の女性の義理のお母さんは、いわゆる高度経済成長期時代からバブル時代に、ご結婚された方が大多数のはずです。
義理のお母さんの大多数は、女性は家事を一切取り仕切り、ご主人をサポートするのが妻や母の正しいあり方だという価値観が浸透していると思います。
でも、それって正直言って時代に合わない考え方ですよね。
今は、男女問わず働き、男性でもおうちのことをやるのが当たり前の時代になっているわけですから。
「あなた、働きに行くのは勝手だけど、子供やお勝手のことをやるのが筋ってもんじゃないの?」
こんなきついことを言われた経験がある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
こういったときに、「私も働いているんだから、おうちのことまでやるのは無理でしょ」と返答するのはNGです。
お義母さんの外堀を埋めて簡単なことから手伝ってもらい、家事・育児を楽に過ごす
こういった返答をしてみてください。
「お義母さん、おうちのことが手つかずな部分が多くてすみません。子供も学校でお金がかかるし、○○さんも(ご主人のお名前)大変だから家計を助けないといけないと思っています。
今は不景気で、どうしても仕事に時間がとられて、手際よくおうちのことができないんです。正直、自分でもどうしたらいいか迷ってます」
おわかりでしょうか。
お母さんの世代の方は、男性が家計に必要な収入を外で稼ぎ、女性はおうちのことを一切取り仕切るライフスタイルが、大多数でした。
あなたからこういったことを言われれば、お義母さんはあなたに対してうしろめたさを多少なりとも感じるはずです。