4.振替授業制度があるかどうか
子どもは突然体調を崩します。上の子が元気でも、下の子が具合が悪くなり、欠席せざるを得ない状況もたびたび起こります。その曜日、その時間に参加できないと、一週抜けるのはなんとももったいないことです。
ですから、欠席したときに別のクラスに振替できる“振替制度”があるかどうかも重要ポイントですね。
5.割高になっていないか
同じ月謝でも、授業時間が“90分”と“45分”では単価が違ってきます。
スーパーでお肉のパックの上に380円と書いてあって「あら安いわ」と思いきや、中身のグラム数が少なかったことはありませんか。小さく表示されている「100グラム当たりいくらか」を見る必要があります。
習い事の料金もお肉と同じです。
【習い事A】
月額授業料/2800円
授業時間/15時~15時45分(45分授業)
【習い事B】
月額授業料/5000円
授業時間/15時~16時30分(90分授業)
A社は1分あたり62円、B社は55円なのでB社の方が安いです。また、A社の単価で仮に90分授業をしたら5600円になります。
B社は5000円ですので、どう計算してもB社の方が安いのです。
6.月額授業料以外にいくらかかるか
私たちはつい“月額授業料”の部分だけに目がいってしまいます。ここにもマジックがあります。以下を比べてください。
【習い事A】
月額授業料/2800円
教材費/1500円(毎月)
【習い事B】
月額授業料/4000円
教材費/月謝に含む
「あら、A社は2800円で安くていいわ」と思いきや、計算してみるとA社は月額43000円支払うことになります。
これに対してB社は月額4000円。B社の方が300円安いです。
これに季節ごとに冷暖房費、施設維持費がかかったり、教材費を“授業で必要だから”と急に求めてくる会社もあります。
授業料だけチェックするのではなく、実際にいくらかかるか計算しましょう。
7.年間授業回数
年間授業回数もポイントです。年間授業回数が44回なのと40回なのとでは大きな違いがあります。
年間40回の授業は年間44回授業と比べると1ヶ月分も多く支払っている計算になります。
8.入会したら何かがもらえる
「新規入会者歓迎キャンペーン、もれなく通学カバン無料プレゼント!」などの宣伝文句。でも、見た目を無料にしているだけなのです。
プレゼントされたと思っているカバン代は入会金、授業料、教材費などにちゃんと組み込まれています。
それに、塾側からしたら子どもがそのカバンを持って街中を歩いたり、電車やバスに乗ってくれたら、「ああ、あの子、○○教室に通っているのね」「ああ、こんな教室があるんだ」と“広告費のかからない宣伝マン”にされていることも、頭の片隅に入れておきましょうね。
まとめ
まだまだ、たくさんありますが一番のポイントは担当してくれる先生の質です。
振替制度があっても、割安であっても、先生がよい先生でなければ子どもは喜んで通いません。嫌々通っているようでは教育成果もあがりませんよね。賢い選択をしましょう。