ステップ3: 収納場所にはお試し期間を作ろう
片付けるスペースのものの分別、整理が終わったら次は収納です。ここでは必要だと判断したものを箱や引き出しにしまって収納してみます。
この際、しっかりとした定位置は決めずに、まずは仮置きの状態として置いておくことが大切です。
「意外としまいにくい」「これとこれはセットの方が使いやすい」など実際に使ってみてはじめて見えてくる問題点があるからです。出典(『時間が貯まる 魔法の家事ノート』著・三篠凛花)
このお試し期間を設けないと、また家族それぞれが自分の使いやすいようにあちらこちらにものを置いてしまったりして、結局いつもの状態に戻ってしまいます。
家族みんなで実際に使って試すことができるよう、最低でも2週間ほどの期間を設定しておきましょう。
ステップ4: 定位置が決まったら収納グッズを揃えよう
しっかりと収納するものの定位置が定まった段階で、ボックスなどの収納グッズを揃えていきます。
しっかりと定位置や、置く方向などが決まった状態の方が、よりその場所に適した使いやすい収納グッズを揃えることができますね。
この際に、どこに何をしまってあるのかがわかるよう、簡単に収納箇所のマップをメモしておくのがおすすめ。
「あれ?どこに置いたっけ?」と誰かに聞かれた時も、ものを探すためにまたあれこれ引っ張り出して散らかしてしまうことを防ぐことができます。
ステップ5: リバウンドしたら散らかり方をメモしてみる
三篠さんは片付いたはずの部屋が、また散らかってしまい、元に戻せない状態になってしまうことを「リバウンドする」と表現しています。
しかしこのリバウンド、決して悪いことだけではないのだそう。三篠さんはリバウンドに関して、
「ここの使い勝手が悪い」「ものが増えすぎている」、そんなサインだからです。出典(『時間が貯まる 魔法の家事ノート』著・三篠凛花)
と、語っています。
また、出産や子どもの成長に伴ってライフスタイルが変化し、必然的にリバウンドが起こってしまう場合もありますよね。
そんな時は、「どこで」「何が」「どんなふうに」散らかってしまったかをメモし、その問題点を洗い出しましょう。
その上で再度ステップ1からの流れを行うことによって、より洗練された収納スペースを作ることができます。
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部屋の片付けをするとなると、どうしても1から10まで今完璧に片付けないと! と思い込んでしまいがち。
しかし、決まった時間が来たら「おやすみボックス」を利用することによって、片付け作業の中断ができるのが三篠さん流収納術の嬉しいポイントですね。
『時間が貯まる 魔法の家事ノート』は、収納術の他にも、普段の家事のタスク整理におすすめの一冊!
なかなか家事の時間が取れない、なぜかいつも時間がかかってしまう、そう悩んでいるママの価値観がガラリと変わります。