それなのに、朝、子どもがこんな状態だったら……
- ご飯をグズグズ食べている
- 飲み物をこぼしても拭かない
- 歯を自分で磨かない
- 着替えを自分でしない
- 靴や靴下をグズグズ履いている
- 道で歩こうとしない
こうなるとつい過干渉なり、子どもがお茶をこぼしても自分で拭かせることはなく、親がサッと拭いてしまいます。着替えも食事もつい手を貸してしまいます。
つまり、せっかち母さんになってしまい、結果的に過保護に陥ってしまうのですね。
そして、帰宅後も朝と同じ風景が繰り広げられます。
「早く玩具を片づけなさい」「早く食べなさい」時計を見上げたらもう21時。
「早くパジャマを着なさい」と言いながら着替えさせたり、「早く歯を磨きなさい」と言いながら、仕上げ磨きだけでなく最初から最後まで磨いてしまったり。
ようやく子どもが寝てくれほっと一息、こんな慌ただしい毎日の繰り返しです。
毎日慌しい!どうしたらいいの?
親が忙しい中、ずっと子どものそばについて「ああしなさい」「こうしなさい」と指示を出すのも大変です。“左耳から右耳へ通過する=馬の耳に念仏”状態にもなります。
こんなときはツールに頼るのもよい方法です。
例えば、学校の時間割のように時計と行動を紙に書いて貼っておくのです。出来れば本人がそれをやっている写真ですと尚、効果大です。
親から直接ガミガミ言われるのではなく、間に時計を介在させることにより素直に従いやすくなるからです。
更に“時間には限りがある”ことを知り、計画的に行動できるようにもなりますよ。文字も時計も読めるようになり大変お得です。
また、歯磨きも「もっとしっかり磨きなさい」と言うよりも、タイマーや砂時計を置いておき「これが鳴るまで磨く」のルールを作ってもよいですね。
「10分早起き」のススメ
朝、子どもを少しでも長く寝かせていたい気持ちはわかりますが、前の晩は早めに寝かせて10分だけ早起きさせましょう。6時30分起床ならば6時20分に早めます。
就寝時刻を早くするには、保育園での昼寝時間が長すぎるとうまくいきません。園に「夜、なかなか寝付けないようですのでうちの子は1時間以内で起こしてください」とお願いすると、聞いていくれるところも結構ありますよ。(過去記事「保育園の「お昼寝タイム」はいつまで必要? 小学校入学までに注意したいこと」)
10分って案外、長いです。かなり時間に余裕ができます。こんなことが出来ます。
- 目覚まし時計で自分で起きる
- カーテンを開ける
- 自分で布団を畳む
- パジャマから着替える
- 自分で歯磨き(歯磨きは夜に溜まった菌を流すため食前が良いそうです)
- テーブルのセッティング
- 食べ終わったら食器を下げる
- 保育園のカバンに連絡帳、タオルなど入れる
- 靴下、靴を履く
どうですか。子どもがこれだけ自分でやってくれたらママはかなり楽できますよね。保育園ではやっていることですから家でもできるはずです。
たとえ時間はかかっても、ここはグッと我慢。毎日、練習していれば必ず早く出来るようになります。
結果的にはママが自分の出勤準備、お化粧や着替えをしている間に子どもが自分の身支度をするようになり、時間短縮できます。朝から怒ってばかりいることからも解放されます。
まとめ
保育園に入れていると色んなことが自分で出来るようになりますが、時間に追われるワーキングマザーの子どもは結果的に過保護にされていることがあります。気を付けましょうね。