早く出かけたいのに髪の毛が決まらない。髪が爆発してしまう派やペタンコになってしまう派など、梅雨の季節は髪のお悩みも増える時期。
なぜ髪の悩みが増えるかご存知ですか?
その基本や解決術をマイナチュレ専属美容師で、毛髪診断士認定講師の高橋綾さんが教えてくれます。
梅雨の時期はなんでパサついたり爆発したりするの?
梅雨の時期、いつもと同じケアをしているのにパサつきやハリの無さを髪に感じているという方! 実はそれ、髪の水分バランスが崩れ始めているサインなのだそうですよ。
髪は濡れていると開き、乾く過程で閉じられる「キューティクル」によって一定の水分量を保っています。しかし梅雨の時期は湿気の影響により水分量のバランスが崩れ、普段は健康な髪でもトラブルを起こしがちになるのだそう。
さらに元々ダメージのある髪だともっと深刻な状況に。
季節を問わず髪の水分が流れ出てスカスカになった髪に梅雨の湿気という問題が重なり、ヘアトラブルとして表面化してしまうのです。
そんな梅雨の時期に見直すべきこととは2つ。それは「髪の乾かし方」と「ヘアケア商品の見直し」です。
お悩み別、梅雨時の髪の乾かし方!
梅雨時期の2大髪悩み「爆発型」「ペタンコ型」を解消する髪の毛の乾かし方とケア方法をご紹介します。
爆発型
爆発型さんの特徴は、髪が「Aライン」になりやすいこと。毛先にかけて広がるので、広がる髪を押さえるようにドライヤーの風を当てる方向を決め、上から下にていねいに乾かしましょう。
毛先を内側に入れるようにとかしながら当てると、キレイな内巻きに。
ペタンコ型
ペタンコ型さんの特徴は、根元が潰れてシルエットが決まりにくいこと。爆発型と同じ要領である程度髪を乾かしたら、根元にふんわり空気が入るように冷風を当てて仕上げます。
髪型は乾く時に形が作られるため、髪から熱が取れるまで根元には触れずに待つのがポイント。根元から立ち上げることでボリュームアップにもつながります。
他にもできる梅雨のヘアケアポイント
シャンプーの選び方を変えてみる
髪のうねりや広がりを抑えてまとまりを重視するならば、保湿効果が高いものやキューティクルを補修・強化する成分が入っているものを選ぶようにしましょう。
乾かしすぎに注意
100%乾かそうとすると乾かしすぎになってしまいます。根元だけ100%の意識で、毛先は90%程でやめましょう!
洗い流さないトリートメントでしっかり保湿
ドライヤー前のアウトバストリートメントも髪の状態に応じてつけるようにしましょう。
ぺたんこさんはハリとコシが出るタイプのものを毛先中心につけるように、爆発型さんはオイルタイプでしっかり保湿を。櫛を使って髪全体になじませると尚良し。