断る理由を偽らず、本音をうまく伝える
気持ちがのらないだけなのに「子どもの体調が悪い」「出かける用事がある」など、嘘の理由を作りあげてしまったことはないでしょうか。
理由を無理に偽ることは、極力避けましょう。小さな嘘をつくことで、さらなる嘘をつかなければならなくなる場合もあり、そうしたことは自分を苦しめるものです。
なるべく本音を伝えたほうが、自分の気持ちもスッキリします。
例え「気が進まない」という理由でも、表現を工夫すれば、角の立たない言い方になります。
・疲れているので、身体を休めたい
→「お誘いありがとう。最近、忙しくて、ちょっと疲れ気味なの。なるべく身体を休めたいので、遠慮しておくね。」
・家でやりたいことがある
→「お声かけありがとう。今、どうしても家でやりたいことがあるので、ごめんね。」
いずれも、【誘ってくれたことはうれしい】という気持ちと【ありがとう】のお礼は伝えましょう。
また、再度誘われることを負担に感じるのであれば、安易に「また今度」などと言わず、欠席の意思と御礼を伝えることのみに、とどめましょう。
「正直、もう誘ってほしくない!」という場合は、ライフスタイルの違いを伝える
「正直、ママ友との付き合い自体が、面倒くさい」という場合は、これ以上の誘いがこないようにしたいものですね。
これは、ライフスタイルの違いを伝えることで解決します。
・趣味をもっている
→「子どもが幼稚園に行っている間は、趣味の〇〇に時間を使おうと思ってるの。誘ってくれてありがとうね。」
・人みしり
→「実は、こうみえて結構、人みしりなの。お誘いはうれしいのだけど、緊張しちゃうので遠慮しておくね。」
・マイペース
→「私、不器用だからいろいろな用事をこなせなくて。家のことで手一杯なので、ごめんね。」
いずれも、その場を取り繕うような嘘を言わず、本当の理由を伝えることがポイントです。
断り上手になることで、自分も家族も大切にできる
断り上手になることは、自分や家族を大切にできることに比例します。無理にママ友付き合いをしても楽しくないのであれば、それは、自分の気持ちをないがしろにしているということ。
自分を大切にできないと、家族や友人を大切にすることはできません。自分の気持ちを尊重することを、自分に許してあげましょう。
また、お付き合いで疲れているママの姿は、子どもの目にもよくありません。「自分の本音を上手に伝える」という姿勢を、ママ自身が体現し、いつも気分よくいられるようにしてください。
そうしたスタンスは子どもにも受け継がれてゆきます。
ぜひ、【正直な断り上手】になってくださいね。