子どもの年齢にあった叱り方できてる?

小さいときは、どうしてママが怒っているのか分かりやすい叱り方がいいとされています。まだまだ衝動的に動いてしまう子どもだからこそ、ときには「ダメ!」と分かりやすく指摘します。そこから理由を述べるのが幼児期の理想的な叱り方です。

しかし、どんどん成長し知恵もついてきた小学生になると「母親のいうことを聞かない」という悩みも出てきますよね。言ったことを素直に聞いてくれれば、大声を張り上げることもないのに子どもも負けじと反抗してきます。

そんなときは子どもの年齢に見合った叱り方にチェンジするのがいいかもしれませんね。

子どもの叱り方〜小学生編〜

小学生の子どもの叱り方については、今までの教育とは違った方向でアプローチできるといいですね。そこで、今回は小学生の男女を対象に子どもの叱り方について考えてみましょう。

あえて怒っているモード!声を低くする

子どもの声は甲高く、その声を差し押さえて話すとなるとママの体力も相当に必要になるでしょう。

ママの優しい声は小さいときから馴染みがあるので、聞き流してしまう子どもも多くいます。本当に叱りたいときこそ、あえて怒っていることを声のトーンでアピールするのが効果的です。

声を低くして「ダメ」といつもと違うニュアンスで伝えましょう。本気で叱っているときだけ、いつもと声のトーンを変えるのもおすすめです。

筆者の地声はもともと甲高いのですが、子どもが危険なことをしてやめさせたい場合や、集中してママの意見を聞かないときはこの低い声を出すようにしています。子どもはそうすると「ママが本当に怒っている」と思うのか、よく話を聞いてくれるようになります。

どうしてダメなのかをちゃんと説明する

子どもによっては、「ママは怒りん坊だからね」と反抗して叱りつけを聞き入れないことが増えてくるのが小学生です。親は子どもに必要最低限のマナーや常識を身につけさせたいのに「ママの独りよがりで怒っている」と思われては、本末転倒ですよね。

危険なことをしているときや、どうしてものタイミングでやめさせたい場合は「ダメ」「まって!」など大きな声を出すことも否定しません。その上で、どうしてダメなのかを理解させるのが必要になります。

「どうして人を叩いてはいけないのか」などを細かく説明しましょう。「ママが叱るときは意味がある」ということを子どもに理解してもらう必要があります。

信頼関係を築く上でも、なぜ怒っているのかを明確にする必要があるでしょう。

世の中の仕組みを教えていく

幼児期より知恵がついてきているので、小学生にもなると「みんなやっている」などの言い訳をする子も出てきます。そんなときこそ、大人になってから困ることを伝えていくべきです。

社会の仕組みを教えてみるのも、子どもが聞き入れるポイントの一つです。

「みんながやっているときに、悪いと分かっていてもやっていくとどうなるのかな?」など子どもの思いも尊重しながら叱ることが有効的です。悪いことと知ってやっているぶん、その行いはさらにエスカレートしていくことも教えてあげるといいですね。

また、親が叱っているうちに、やめるべき理由も合わせて伝えてみましょう。世の中に出れば仕事など、やりたくないことや理不尽だと思っていても集団行動を守らなくてはいけないこともあります。

警察など身近な存在から、社会の規律を守ためのルールを子どもに理解してもらいましょう。