地獄の移動がない! LDRの魅力

さて、私が産院を決める時にチェックした優先事項のなかに、「LDRがあること」がありました(#3話の2P目参照)。

出産の恐怖の一つ、「押し寄せる陣痛に耐えながら、陣痛室から分娩室まで移動する苦行」を回避し、陣痛待機から出産まで、一つの部屋で過ごせるのがLDR(出産室)。

そもそも地声がめっちゃデカいし、どうやら痛みに弱いらしい私が絶叫を耐えられるワケがないし、できれば心置きなく叫べるであろう環境(個室)という魅力があったわけですが、陣痛室のベッド数に比べて部屋数が少ないんですね。

LDRを希望していたにも関わらず、陣痛室で待機となったのも、私よりも前にお産になる妊婦さんを何人も優先していたんだろうな、と今なら予想できます。

通常だと、初産婦は陣痛が10分間隔になったら病院へ向かうもの。10分間隔を初体験した当時は「ヤバイ、キテる!」と思いましたが、そのあと徐々に間隔が狭まり、その痛みに一晩耐えた上に、陣痛促進剤を投与されてからの激痛と比べると、

10分間隔のタイミングで病院へ→直接LDR待機なら、かなり負担が少なかったのでは、と、思います。

「思います」と言っているということは…はい、最後まで希望は叶わず、陣痛室から分娩室への地獄の移動、やりました…(白目)。なんか、忘れられてたんじゃないかっていう気もするんですよね…。

その辺りは、叶わなかったバースプランとして、また詳しくお話します。私と同じ轍を踏まないように、ぜひ参考にしていただきたいです(苦笑)。

ちなみに実際に通された陣痛室は広く、3〜4つくらいベッドがあって、仕切りはカーテン、ドアは常にオープンだったように記憶しています。

なので、陣痛室で痛みに耐える妊婦さんの声は外まで丸聞こえだし(ダンナ談)、なんなら遠くの方で出産しているであろう絶叫などもこちらに届くという開放的な空間でありまして(笑)。

私の絶叫は、それはもう、廊下に良く響き渡っていたそうで、後日、ダンナに苦笑いされました…。

そりゃ、スマートに産めればカッコいいかもですけど、人生で何度あるかわからないような大変な瞬間ですし、深夜は頑張って耐えたし! すでにぐったりだった出産直前の絶叫は大目にみて欲しいな、と思うのです…。

ということで、希望していても確実に入れるもんでもないようですが、より、遠慮なく陣痛と戦えるLDR、地獄の移動なしLDR、想像ですが(笑)、おすすめですよ。

横浜を愛する母ちゃんライター&エディター。エンタメ、レジャー、ビューティ、ウエディングに終活まで、幅広いジャンルの編集を手がけ、出産を機にライター業もスタート。活字中毒で、歴25年を超えるLUNA SEAのSLAVE(Jスレ)。趣味は、神輿やハーレー(ダンナの後ろ)、家庭菜園など。Instagram 

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