ママ友との関係は、とってもむずかしい! 日々、そう感じているのではないでしょうか。特にグループ単位で付き合うと、いじめなどが怖いところも…。
例えば、こんなお悩みを抱えるママがいます。
「園のママ友のLINEグループに入ったのですが、ノリについていけていません。
ほとんど発言をしていないので、グループを抜けたいのですが、抜けたら何か言われるのが怖くて何もできないでいます。しばらく会わない人たちならいいのですが、園の同じ組の子のママなので、頻繁に顔を合わせるので、いじめや孤立が怖いです。
LINEグループでは我が子の“褒め合い合戦”で面倒。一度発言したのですが、マウンティングされて終わりでした。
ホンネを言えば、楽しくママ友とコミュニケーションを取りたいけれど、どうすればいいかわかりません。何か良い方法はないでしょうか?」(32歳のママ・専業主婦)
このお悩みに対して、「ママ友トラブルフォーラム ママ友110番」を主宰し、ママ友社会をうまく乗り切る方法を研究したり、フォローアップや座談会などを実施したりしているママ友トラブルアドバイザーのなかさとさんにアドバイスをいただきました。
たかがLINE、されどLINE。
なかさとさん(以下、なかさと)「窮屈なママ友社会で頑張っていらっしゃいますね。LINEは便利なツールですが、利用する人によって考え方や用途、頻度なども異なるため、大勢が参加するグループ機能を100%快適に使いこなすのは至難の業です。
『たかがLINE、されどLINE』毎日顔を合わせ、他のママたちと足並みをそろえようと一生懸命努力されているからこそ、抜けた後の影響を危惧されているのだと思います。園生活はママとお子さまがセットですから、わが子への影響を考えるとますます“輪”から抜けることを躊躇してしまいますよね。
そんな中でも『他のママたちと楽しくコミュニケーションをとりたい』と前向きに捉えていらっしゃること、とても素敵です!
ママ友はネガティブに扱われることも少なくないのですが、決してそんなことはありません。肩ひじ張らずに自然体でお付き合いができるママ友と出会えるといいですね」
マウンティング合戦のママ友…どうとらえるのがよい?
LINEグループの会話が楽しくないのは、マウンティング合戦にあり。マウンティングについては、どうとらえるのがいいのでしょうか?
なかさと「マウンティングをしたがる人は、承認欲求が強い、すなわち自分に自信がないため、『誰かに認めて、褒めてもらいたい』という気持ちが人一倍強いのではないかと考えます。
少し厄介なのは、大半の人は『今、自分はマウンティング発言をして相手に不快な思いをさせてしまっている』という自覚がほとんどないことです。本気で『自分がへりくだり、相手を褒めたたえている』と思っているわけです。
ママ友間ではマウンティングに結びつくような『比べる』会話は避けるようにしましょう。子ども同士の発育や成長に関する話題は要注意。
褒めたつもりが、知らぬ間に自分がマウンティングしてしまっている場合があります。
そして、万が一、お相手ママにマウンティングされた場合は、適当な相槌を打って、あまり相手にせず、聞き流すのが得策です」