4. 支援制度を利用する

国や地方自治体では、コロナウイルスの感染拡大の影響で経済的に困っている人に向けて、さまざまな支援制度を用意しています。

個人向けの支援としては、緊急小口資金等の特例貸し付け、社会保険料等の猶予、住居確保給付金などがあります(参考:厚生労働省「生活を支えるための支援のご案内」)。

申請には手間がかかりますが、補助が出れば大きな助けになるので、自分が対象に入るかどうか、早めに確認してみましょう。

その他、既存の制度に、学齢児童がいて経済的に困っている家庭に給食費や学用品費を援助してくれる就学援助制度というものがあります。

生活保護世帯やひとり親世帯のための制度というイメージもあり、「我が家は対象外」と思い込んでいる家庭も多いと思いますが、住んでいる地域によってはそれほどハードルが高くない場合も。

コロナの影響で収入が下がったことで、支給対象として新たに認定を受けられる可能性もあるので、まずは住んでいるエリアの自治体HPをチェックするか、子どもの学校に問い合わせてみましょう。

以上、ピンチの一年をラクにするための4つの心得をご紹介しました。

ピンチの多くは、自分自身の行いや頑張りとは関係なく急に襲ってくるもの。自分や家族を責めるのも、過剰に耐えたり頑張ったりするのもナンセンスです。

なかなか難しいことではありますが、ピンチの時期こそ現状を冷静に見極めることが大切。その上で、自分の気持ちや家族の暮らしがよりラクになるよう、できる限り多くの工夫や対策を講じましょう。

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。