4.後部座席に一人か兄弟姉妹で座らせる

ゆきの「子どもがぐずってしまう原因の一つに甘えがあります。過去に泣いたらおやつをくれたとか、泣いたらチャイルドシートから出してもらえたという経験が重なると、泣いてなんとかしてもらおうとします。

そんなときには、チャイルドシートをつけた後部座席に大人が乗らないことで、子どもに泣いても思い通りにはならないこともあると、経験させる方法もあります。

この方法は、まだチャイルドシートを後ろ向きに設置して座らせる時期には早いですが、前向きに設置する時期になれば、前部座席から振り返ればすぐに子どもの様子も確認できますのでトライしやすいです」

5.しりとりをする

ゆきの「しりとりは、3歳頃から楽しめます。そのためには、日頃からしりとりの方法を教えておくことが、大切です。まずは『りんごは、り から始まるね』と知っている言葉の頭文字を教え、次に『あ から始まる言葉は何かな?』と質問形式で言葉を答える練習をします。

これをやっておくと、言葉を覚え始めた子どもは夢中でしりとりをしてくれます。多少間違えても、それも可愛くて親子で楽しい時間が過ごせるはずですよ」

どれも効き目がありそうですね! ちなみにこの5つの方法は、子どもによって向き不向きがあるそうです。

ゆきの「1の方法がダメなら、2。2の方法がダメなら、3。と次々試していってください。もし失敗しても、反省会は必要ありません。上手くいかないのは、努力が足りないのではありません。

泣いている子は、ママを責めているのではありません。そのことに気付いて、肩の力を抜いてくださいね」

子どもと楽しくドライブするために

最後に、子どもを連れてドライブする際のママへのアドバイスをいただきました。

ゆきの「年齢の低い子どもは、ママの表情をよく見ているものです。

『わー、今日のドライブ大丈夫かな?』
『大泣きしたらどうしよう?』

なんて、不安な顔をしたママを見ると、『これから何が起こるのだろう?』と子どもも不安になってしまいます。

ママが『うちの子は大丈夫。』『大泣きしても、自分で立ち直る力があるんだから♪』と前向きでいるだけで、子どもの反応は変わったりするものです。

そもそもドライブ中に、赤ちゃんの機嫌が悪くなって泣くことは当たり前。もし泣かなかったら、準備万端だったママとご機嫌だった赤ちゃんを褒め称えるぐらいの気持ちで車に乗ることをおすすめします」

今回の対策があれば、ドライブ前の不安や憂鬱も楽しさ一色に変わりそう。ぜひヒントにしてみましょう!

【取材協力】ゆきの直子(ゆきの・なおこ)さん

ハッピー子育てplus主宰・保育園コンサルタント・育児コンサルタント・子どものこころのコーチング協会インストラクター・保育士
OLを辞め、保育業界へ。保育歴15年。乳児保育に14年間従事し、延べ500名弱の0歳から3歳までの子どもを保育する。その経験から、大人の中で働いていた人が、ママになった時のギャップに気付き、講座・セッションを通してサポートしている。

ライター。美容、健康、グルメなど、今ドキ女性が気になる情報をお届けしています。素朴な疑問を調査したり、専門家に聞いたりして、分かりやすく読者に伝えるのがモットー。