子どもが小さいときには、お出かけや旅行となると楽しい反面、大変なところもありますよね。

実はアンケート調査結果では、ママもパパも外出先での育児は多くの人たちが苦手意識を持っていることがわかっているんです。

そんなよくある外での育児あるある悩みを、賢いママはどんな風に解決しているのか、子育てカウンセリングの専門家に伺いました。参考になりますよ!

ママ・パパの約9割が「家ソト育児」が苦手!

P&Gジャパン株式会社の「パンパース」が2019年12月、紙おむつをしている0歳から3歳児のママ・パパ1,000人を対象に、外出先での育児=家ソト(イエソト)育児の実態を探る「家ソト育児調査」を行った結果、87.9%と約9割が「家ソト育児は苦手」と回答しています。

特にママがパパに手伝ってほしい家ソト育児として、子どもを「抱っこ」(76.4%)や「あやす」(65.2%)「おむつの交換」(61.0%)が多くなっていました。

また子どもと一緒の外出に対する不安については62.0%が「不安を感じる」と回答。その理由を聞くと、「子どもがぐずって泣き止まなさそう」が70.3%でトップとなり、次いで「電車やバスなどの公共交通機関での移動が不便そう」が51.6%、「子どもを抱っこし続けなければいけなそう」が47.3%と続きました。

どれも子どもとの外出を経験したことのあるママなら「あるある!」な悩みではないでしょうか。

ママたちのお出かけ悩みの対策を体験から伝授!

そこで今回は、これらの子どもとの外出時に起きるお悩みについて、賢い解決策を探るべく、先輩ママに伺いました。

お話を聞かせてくれたのは、コーチングオフィスLa Luce代表の久保木惠子さん。妊婦さんや子育て中の女性の心のケアを専門に、カウンセリングや執筆活動を行っています。自身も乳幼児の母親であり、子育て真最中とのこと!

よくあるお悩みそれぞれの対策を実体験からアドバイスいただきました。

1.おむつを交換できる場所が少ない

久保木惠子さん(以下、久保木)「外出前に、おむつ交換台の場所をチェックしていました。

外出先は動物園、ホームセンターなど、いわゆる、『赤ちゃんフレンドリー』な場所が中心なので、さほどおむつ交換に困ったことはありませんでした。

事前トイレチェックは、子どもがおむつを外れてからのほうが重要です。子どもが突然『トイレに行きたい!』と言っても、事前に調べておけばすぐに対応できるので、親の心と時間の余裕ができます」

2.女性トイレ以外におむつ台がなく、パパに頼めない

久保木「確かに、女性トイレのみにしかおむつ台がないところもありますね。我が家では男性トイレにおむつ台があるときは、パパが交換し、それ以外は私という感じでした。

『誰でもトイレ』におむつ台が設置されている場合は、パパ1人でおむつ交換したり、私も入って手分けしておむつ交換をしたりしていました」

3.おむつのゴミを持ち帰らなければならない、おむつ用のゴミ箱が少ない

久保木「おむつ交換台があるだけありがたかったです。もちろんおむつ用のゴミ箱があれば尚うれしいですが、そこまで多くは望めないですね。

おむつの持ち帰りを想定して、ビニール袋を多く持ち歩いていました。二重にすれば匂いもブロックできるので安心です。

ビニール袋は遊んでいる最中に汚れた子どもの洋服やお菓子のゴミを入れることもできるので、大活躍です」