出てきたものを仕分けする。不要なものは処分を

賞味期限の切れた食材や調味料はもちろん、使わないもの、食べないものは、もったいないと思っても手放す勇気が必要です。

これは、断捨離と同じです。ずっと使わなかったものは、不必要なのに場所を取るだけなので、ある意味コストがかかっているのです。捨てるのが惜しい場合は、誰かに譲ったり、オークションサイトで売却したりしてもよいかと思います。

また、いろいろなところに散らばっていた調理器具を、用途別にまとめてみましょう。

たとえば、お菓子作りのための調理器具や調味料などは、まとめておいた方が使いやすいです。弁当箱などのレジャー用品や、来客用の食器なども、まとめた方がよいでしょう。

年に一度しか使わないものであれば、キッチンにこだわらなくとも、別の場所に収納することも考えてください。

キッチンが使いやすいような置き場所を考える

この機会に、これまで使い勝手の悪かった部分を、調整してみるのもオススメです。必要であれば、紙に書いて置き場所を考えてみるのも、よいかと思います。

不要なものはすでにないと思いますので、取り出しやすい、ゆったりとした収納を心がけましょう。

キッチン全出しによる効果は想像以上!

キッチン全出しは、祭りのようなものです。祭りの翌日、キッチンに立った時には、なぜか頭がスッキリしているかと思います。それは、モノを片付けるのと一緒に、脳やココロの中も整理しているからなのです。

今回は、年末の大掃除ということで提案してみましたが、もちろん暇を見つけてやることも可能です。できれば1日で終えたい作業ですので、時間のある時に挑戦してみてはいかがでしょう。

「ぴあ中部版」映画担当を経て上京、その後はテレビ情報誌、不動産雑誌・広告などの編集・ライターを務める。著書に『年収350万円でも家が買える』(2014年・彩図社刊)。また、映画監督としては、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭などで注目され、2002年「異形ノ恋」(出演・西川方啓、木下ほうか、寺田農)でデビュー。