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韓国出身のソロ・アーティスト、SE7EN(セブン)が9月16日、東京国際フォーラムホールAで5年ぶりとなる単独コンサートを開催した。
ポップアップで華麗に登場したSE7ENは、『CRAZY』『I wanna…』のダンス曲でコンサートの幕を開けると、5年ぶりの単独コンサートを待ちわびたファンは歓喜の声で迎えた。熱気が渦巻く中、SE7ENは「こんに こんに!(=こんにちは)」とおなじみのフレーズで挨拶。「お久しぶりですね。今日は5年ぶりの単独コンサートですごく嬉しい。待っててくれたファンのみなさんありがとう!」とはにかみ、『BETTER TOGETHER』『DIGITAL BOUNCE』で、会場をさらなる熱狂の渦へと巻き込んだ。
今月5日に発売したベスト・アルバム『SE7EN THE BEST』から『LOVE AGAIN』(2012年4月発売)や2ndシングル『STYLE』(2005年5月)、『PASSION』(2004年7月)など、日韓でリリースした楽曲を新旧織り交ぜながら、生バンドの演奏で次々と披露。「コンサートが出来て本当に幸せ」という言葉通り、生き生きとステージを楽しみながら、アルバム同様、アーティスト人生を集大成するかのようなステージを展開した。
ダンス曲で、ダイナミックかつ華やかなパフォーマンスで惹き付けたかと思えば、「日本のバラードを聴くと、日本のみなさんに会いたくなって……」と『君だけに』や『会いたい』などを熱唱し、会場を酔わせる。
さらに、「本当は歌いたくないんだけど……僕の人生で最後(の披露)になるかも(笑)」とためらいながらも『Entrance』で腰を振ったり、両手でハートを作ったり、と照れながらキュートなダンスも披露し、多彩なステージで魅了。そして、「この曲が今のSE7ENを作った曲だから一緒に歌って」と韓国デビュー曲『COME BACK TO ME』を披露。客席にマイクを向ければ、当然のように応える大合唱に、SE7ENは満足そうに目を細めた。
アンコールでは、「7」の形をしたピンクのペンライトを持ち、日本デビュー曲『光』を歌いながら客席から登場。歓喜に沸くファンに笑顔で応え、「みなさんと過ごした時間、すごく楽しかった。良い思い出になるかも。もっと頑張って行きますので、ずっと応援よろしくね!」と呼びかけ、「ここが最後ではなく、新しいスタートになる、きっかけだと思う。みなさんとずっと一緒に長く歌って、(みなさんと)また会いたいです」と語ると、『スタートライン』でライブを華やかに締めくくった。
さらに、予定になかったダブル・アンコールも。「この瞬間を宝物にします。みなさんもね」と、ふたたび『Entrance』で盛り上げると晴れやかな笑顔でステージを後にした。
またこの日は、Gummy(コミ)がゲストで登場し、SE7ENと一緒にアリシア・キーズの『If I Ain't Got You』を披露し、公演に華を添えたほか、同じ事務所所属ののD-LITE(BIGBANG)の姿も客席に見られた。