行ったらぜひ食べてほしい! 絶品パンを使ったグルメ

ベーカリースクエアには各店舗で焼いたパンが並んでいるわけですが、ここで作った料理を提供する店もあります。ファーロとシゲルキッチンです。

ファーロでは、ガラスの向こうでサンドイッチを作っています

ファーロでは、店のバックヤードにある厨房でパンに野菜や魚をはさんだサンドイッチを販売しています。

ファーロのサバを使ったサンドイッチ

シゲルキッチンでは、注文毎に店の奥に設えた厨房でサンドイッチやハンバーガーを作ってくれます。じつは、この店は柳橋にある焼鳥「鳥茂」の2代目が始めたサンドイッチハウス。

サンドイッチには田原町の人気ベーカリー「ペリカン」の食パンを使用。ハンバーガーのパティは、焼鳥のつくねを使っているそうです。バンズは横浜の「かもめパン」製。

焼鳥屋が営むシゲルキッチン

せっかくなのでハンバーガーの「Paprika(クロ)」を頼みました。厨房を覗くとパティというか、つくねをコンロで焼いています。

待つことしばし。ショートパスタやサラダが盛られたハンバーガーが登場。大きくて真っ赤なパプリカをはがすとパティが顔を出します。

ボリュームたっぷりなシゲルキッチンのPaprika(クロ)

パプリカに隠れて見えませんでしたが、厚みがあり、ボリューミーなパティ(120グラム)。付け合せも平らげると満腹感があります。ベーカリースクエアにはイートインコーナーを併設。作りたての料理を食べることができます。

気づいたら、池田さんが絶賛するカナガワ ベーカーズ ドックのパンを買い忘れていました。また行くしかないか。でも、行くのが怖いなあ。だってパンだらけの売場に一歩足を踏み入れたら、なかなか出てこられないんです。気がつけば、2時間もパンに囲まれていました。

パン界の人にとって、ベーカリースクエアは、世にもおいしい蟻地獄なのだ。

『横浜高島屋ベーカリースクエア』
住所/神奈川県横浜市西区南幸1-6-31
電話/ 045-311-5111
営業時間/10時〜21時 ※状況により変更になる場合もあり

(※横浜高島屋の「高」の正式表記ははしごだか)

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。