ーーポーチも使いやすそうです。
山田:ポーチは実体験がありまして。子どもが病気になってお医者さんに連れて行ったときに、何を持って行っていいかわからなかったんですよね。
そんなときに、妻が必要な物を全部セットにしてくれて、これを受付で渡してって。さすがにセットになっていると忘れようがないですよね(笑)。
子どもに必要なものを入れるポーチを作るんだったら、おむつやミルクも入るポーチも作ろうと。
ーーそれぞれどんな特徴が?
山田:生地にPVC加工というのをしています。この加工をすることで、強度や防水性が高くなっています。でもとても軽いんですよ。
おむつポーチは、PVC加工はしてないんですが、二重にしています。一重だと、「おむつが入っている感じ」がすごく出ちゃうんですよね。あとは抗菌効果もあります。
ミルクポーチだけ生地を変えていて、完全防水になっています。
10回くらい試作したと思いますが、デザインは徹底的にシンプルにしました。バッグと合わせて使ってもらえるように、これだけいろいろ持っていても膨らまない作りになっています。
男性が育児“したくなる”商品、サービスを開発していきたい
ーー今後、新たな商品は予定されていますか?
山田:今開発しているものが何点かあります。
今後も「男性の育児を当たり前にする」「男性が主体的に育児したくなる」ような商品やサービスをどんどん展開していきたいなと思っています。
ーー商品だけでなく、サービスも考えていらっしゃるんですね。
山田:はい。うちもそうだったんですけど、ママのほうがネイルサロンや美容院などに行きたいときにパパにお伺いして時間を調整することになりがちですよね。そこをもっと楽にしたいなと。
パパが率先して育児したいと思うことで、ママも時間が作れるし自分のケアもできる。そこを手助けできるサービスをいろいろと考えています。
弊社は「パパが当たり前に育児する」ということを掲げていますが、ベビー用品を買われるのはまだまだママが多いです。
できればママたちには、パートナーに「こんなカッコいいものがあるんだけど使ってみない?」と紹介していただいて、買ってみたらパパがすごく育児するようになって、自分の時間が持てるようになった、という良い循環が生まれたらいいなと思っています。
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先進国の中で男性の育児参加率が特に低いと言われる現代日本。アンドロソフィーの商品開発における「パパの育児を当たり前にする」理念が浸透していくことで、ママの負担の軽減だけでなく、夫婦仲や子育て環境にも良い影響がありそうです。
これから育児アイテムを揃えるプレママも、育児中のママも、ぜひパパママ兼用の抱っこ紐「ベビーキャリア」を検討してみてはいかがでしょうか。