出来ても褒めていない
子どもがママに注意されて、友達のおもちゃを奪い取ろうとした手を自ら引っ込めたとします。
そんなとき、せっかく感情をコントロールして頑張っているのに無視していませんか?ちゃんと褒めていますか?
ママ友同士の人間関係を優先して「ごめんね。いきなり取って」と、相手の親に謝罪して終わらせていませんか?
解決策
こんなときは我が子に「欲しかったのに我慢出来て偉いね」と褒めてやりましょう。
子どもにしてみれば、自分の感情を抑えて努力しているのです。それをスルーされたら悲しい気持ちになってしまいます。
わかりにくい言い方をしている
「お友達が嫌がることは止めなさい!」
「人の迷惑になることはよしなさい!」
と、つい叱ってしまいますが、まだ人生経験の短い子ども。自分は友達ではないのですから、相手の気持ちなんかわかりようがありません。
「何度言ったらわかるの!」
「いいかげんにしなさい!」
これらも子どもにとっては“曖昧で意味不明な言葉”なのです。
解決策
「今は○○君が遊んでいるんだから、100秒数えるまで待っていなさい」
とか
「今、○○君は遊び始めたばかりなんだから、3時までは他の遊具で遊んでいようね」
と具体的でわかりやすい伝え方をしましょう。
感情を否定する
友達のおもちゃを貸してもらえないとき、子どもは悔しくて泣いたり怒ったりします。これは気持ちを整理するために感情を表に出しているのです。
解決策
そのうち収まってきます。「そんなことで泣くんじゃない」とか、「怒るのは止めなさい」「悔しがるんじゃない」などと叱ってはいけません。
見守りの姿勢で愛を持って放っておきましょう。
まとめ
子どもは一度叱られたからといって「はい、わかりました。次回からはそのようなことがないように気を付けます」とはなりませんが、出来るだけわかりやすく伝えていくようにしましょう。
すると、だんだんと行動が改善されていきます。
それから、子どもは喧嘩を通して人間関係を構築する練習をしています。実際に自分がやられたりやり返したりして社会性が育ちます。人への優しさや思いやりも育ちます。
そんな大切な経験の場であると考えて、子どもの喧嘩に親が出ることも程々にしておきましょうね。

























