Yさん宅の場合

「平日は2日に1回、ロボット掃除機の電源を入れて外出します。休日はロボット掃除機では取りきれなかった部分を重点的に掃除機で取り除き、その間に寝具のシーツや枕カバー、少し溜まった洗濯物全てを洗濯します」と話すのはYさん。

掃除機とシーツや枕カバーの洗濯は土曜日に夫が担当するそうで、それをやってもらっている間にYさんは近所のスーパーに1週間分の買い出しに出掛け、お風呂とトイレの掃除まで済ませるそうです。

1週間分の献立と必要な食材は、会社の昼休みにスマホで検索しリスト化しておくことで、土曜日の買い出しが短時間で済むと言います。

土曜日の11時頃にはほとんどの家事を済ませ、1週間分の料理の下ごしらえや味付けは日曜日の夕飯の支度と一緒に2時間程度でやってしまうそうです。

そうすることにより平日は会社から帰ってきたら、下ごしらえや味付け済みの食材をパパッと揚げたり炒めたりするだけですから、料理にかける時間はせいぜい10分だと言います。

Hさん宅の場合

「ネットスーパーで金曜日の夜に食材が届くように手配をし、土曜日の朝に一週間分のおかず作りや、材料の下ごしらえをしてしまい、冷凍庫や冷蔵庫にストックしておきます」と話すのはHさん。

Hさんはネットスーパーをフル活用することによって買い物の時間をカットしているようですが、一週間分の食材を一度に頼むわけですから、それなりの金額になり送料はもちろん無料。

そしてポイントも結構たまるようですから、家計も助かると言います。

掃除はロボット掃除機に頼り、お風呂掃除は日曜日に「ついで洗い」をし、トイレ掃除は日頃から「ながら掃除」をしているためしないそうです。

シーツや枕カバー、その他子どもの体操着や上履きなどは土曜日の朝、Hさんが料理をしている間に旦那さんが担当してくれると言います。

YさんもHさんも、土曜日の午前や日曜日の夜などに家事を集中させ、その他の時間はちゃんと家族と過ごす時間を確保していることが分かります。

その上で欠かせないのが夫の協力。料理をしている間や、買い物に行っている間も無駄にしないことが週末時短家事を実現させる上で必要不可欠だと言えます。

全ての家事を週末に集中させ、平日は何もしないというわけにはいきませんが、日々の衣類の洗濯は夕食の時間に洗濯機を回し、子どもが宿題や時間割をしている間に食器洗いなどをすれば、平日でも時間に追われることなく、ある程度は子どもや家族の時間が取れるとYさん、Hさんは言います。

「平日の時間的な余裕」と「休日の家族との時間」の両方取りを実現させる「週末時短家事」はワーママにとって合理的な考え方ではないでしょうか。

家事と仕事を両立させることに苦労し、悩んでいるワーママは多いですが、「週末時短家事」を参考に、時間的にも精神的にも余裕を持たせる生活を実現させませんか。

頑張るママ達を応援しています!

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。