果たして無事に降りられるのか・・・?

少し涼しくなってきて、夏から秋への移り変わりが感じられる時期。さらに涼しくなれるゾンビイベントが池袋のと~っても高い場所で開催された。

「ZOMBIE MUSEUM」のスピンオフ企画、「ゾンビ防衛対策学会 in SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」である。

昨今いたるところで出没しているゾンビ。あまりにも身近になりすぎて、『ゾンビから逃げる方法』などもさまざまな研究(?)が行われている。

しかし地上であればいざ知らず、会場は海抜251mという超高所。当然、簡単には逃げられない閉鎖空間である。ここでゾンビに襲われたら… と考えるだけでも恐ろしい。

サンシャインシティに到着し、地下から展望台直通エレベーターで一気に60階まで上がる。美しい夜景で知られる展望台。以前来た時はもっとウキウキした気分だったが、本日ばかりは躊躇してしまう。

「ゾンビ防衛対策学会」会場にはゾンビが

今回行われる「ゾンビ防衛対策学会」も学者がゾンビを研究するためもの。日本では初めての開催となり、新たなワクチンが発表されるという。 60階を出るとすでに人だかりができていた。どうやらゾンビ防衛対策学会に参加する人たちのようだ。

学会の会場に足を踏み入れると……鎖に繋がれたゾンビがいる!

うなり声をあげるゾンビを目の前にして話を聞く。なんとゾンビの鎖を持っている女性もゾンビというのだ。血まみれのゾンビに比べて、一見すると普通の人間である。これが「ゾンビワクチン」の効果だというのか。

繋がれたゾンビは来場者に対し威嚇をするように吠えるが、それでも鎖を振りほどいて襲ってくるそぶりはなかった。なるほど、これならゾンビといえども安心なのかもしれない。

次の間では、ゾンビワクチンを開発した「ドクターアオキ」の共同開発者であるという「ドクター高田」が映像で今回の学会の解説をしてくれる。

同じ空間ににはパネルも展示されており、ゾンビパニックの経緯や、ゾンビに遭遇した際の対処法、さらに全世界のゾンビパニックの深刻さについて知る事ができた。

インド、中国などは人口比からいってもゾンビ化が多いのは理解できるが、アメリカ、ブラジルあたりの被害がヤバい。2020年以降の日本でも、950万人はゾンビ化してしまっている。

「ドクター高田」の解説をしばらく聞く。会場内では飲食は禁止。それはゾンビ達を刺激するのを避けるためだそうだ。またゾンビに触ってもいけない。当然、感染するのを避けるためである。ゾンビワクチンがあると言っても、やはりゾンビは危険な存在だ。