子どものやさしさに涙する

そして、やはり子どもはやさしいのです。

ゆびきり

ハリセンボンのむの

かわいそうだから

ウソついたら

ちゅうしてあげる

(2001/05/13 4歳)

出典『ことばのしっぽ』

こんなことを言われたら、わざとウソをつきたくなってしまいますね。こまるなあ・・・。

ありさん

おかあさんみて

ありさんがね

おともだちのむしさんを

びょういんにつれていくんだよ

はやくなおるといいね

(2003/09/21 3歳)

出典『ことばのしっぽ』

子どもの目に見える世界は優しい世界なのですね。

小さな詩人の言葉は、まわりの大人たちが書き留めてはじめて形に残ります。つまり、書き留められなければ消えていくわけで、世の中には消えていった子どもの詩もたくさんあるのでしょうね。

そこでおすすめしたいのが、子どものひとことを書き留める習慣です。アルバムに書き込んでよし、写真と一緒に額に飾ってよし。お子さんが大きくなったとき、いい思い出になりますよ。

特に、子どもが思春期にさしかかったときに読み返せば、ああ、こんなときもあったのだなあ、と、反抗されても心を落ち着けることができるかもしれません。

どう過ごすにせよ、子どもとの時間は限られています。だったら、楽しまないと、損ですよね。