第2章「縄文時代の東京を考える」
続く第2章「縄文時代の東京を考える」は、東京で暮らしていた縄文人にどのような時期的、地域的特性があったのか、遺跡からの発掘物を元に考えていく。
植物の加工に使用された石皿や磨石(すりいし)
町田市なすな原遺跡の注口土器は、現代の土瓶や急須とほとんど同じ形状のものも
都内各地の遺跡からは、縄文の人々は集落で暮らし、死者を弔い、祭祀を行い、道具を作り、他の集落と交易などを行っていたと考えられている。東京に残された遺跡から、今後もさらに多大な発見がもたらされるだろう。
北区御殿前遺跡出土の木器など
都内出土のヒスイとコハク。縄文人をも魅了したヒスイは、国内唯一の産地である糸魚川から、長野、山梨を経て都内へと運ばれたと想定されている
新宿区加賀町二丁目遺跡から出土した頭骨(レプリカ)と復元像
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