クロード・モネ《睡蓮の池》(1907)

約50万点ものコレクションを所蔵するイスラエル博物館は、印象派の作品が充実していることで世界的に知られている。

三菱一号館美術館で10月15日(金)に開幕した『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン』は、同館のコレクションを通して、印象派が生まれ、発展していった流れを辿れる展覧会だ。

フォトギャラリー【展示作品】『イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜―モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン』
  • いずれもエドゥアール・ビュイヤール 左:《長椅子に座るミシア》1900年頃 右:《エセル婦人、ナポリ通り》製作年不詳
  • 展示風景より ルノワールが描いた肖像画
  • いずれもレッサー・ユリィ 左:《冬のベルリン》1920年代半ば 右:《夜のポツダム広場》1920年代半ば
  • いずれもカミーユ・ピサロ 左:《テュイルリー宮庭園、午後の陽光》1900年 右:《ポントワーズの工場》1873年
  • いずれもポール・ゴーガン 左:《ウパ ウパ(炎の踊り)》1891年 右:《犬のいる風景》1903年

印象派とその前後の作品69点

すべてジャン=バティスト・カミーユ・コロー 左《舟上の釣り人》1870〜1872年 中《魚を運ぶ釣り人》製作年不詳 右《川沿いの町、ヴィル=ダヴレー》1855〜1856年頃

イスラエル博物館は、イスラエルの首都エルサレムに1965年に開館したイスラエル最大の文化施設。

約2000年前に作られたという世界最古の聖書「死海文書」をはじめ、約50万点に及ぶ所蔵品を擁している。

本展はこのイスラエル博物館が所蔵する印象派とその前後の作品69点をもって、画家たちが光をどのように描いていたのか、その系譜をたどっていくものだ。

第1章「水の風景と反映」、第2章「自然と人のいる風景」

左:ギュスターヴ・クールベ《海景色》1869年 右:カール・ピエール・ドービニー《漕ぎ手のいる大きな川の風景》1885年

展覧会は4章構成。

第1章「水の風景と反映」では、印象派に先駆けて戸外に赴き制作を行ったコローや印象派の画家たちの水や水面の描き方に着目し、光をどのように捉えていたかを探る。

いずれもウジェーヌ・ブ−ダン 左《岸辺のボート》製作年不詳 右《潮、海辺の日没》製作年不詳

クールベやブーダン、ドービニーらが描く海や川、水にはそれぞれに強い個性がにじみ出ている。

そして、彼らのものの捉え方は、モネをはじめとする、後の印象派の画家たちに多大な影響をあたえることとなる。

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