我が家のジュニアNISA活用例

投資可能期間が2023年までと2022年時点から新規で投資できるのは残り2年ですが、うまく活用すれば子どもの教育資金の準備に充てることができます。

2年間で合計160万円の非課税枠が利用でき、18歳まで非課税で運用できる上に、今まで制度を使いにくくしていた払い出し制限も2024年以降は解除されて、非課税での払い出しが可能になります。

ジュニアNISA制度が始まった当初、筆者はこの払い出し制限があるがゆえの使い勝手の悪さを嫌気して、あえて制度を利用していなかったのですが、2019年12月にジュニアNISA制度の廃止と払い出し制限の解除の決定を聞いてからジュニアNISAを利用しはじめました。

我が家の活用例

子どもが3人いる我が家は、ジュニアNISA枠をフル活用すると合計で年間240万円も非課税枠を利用することができます。ジュニアNISAの枠のうち、それぞれの子どもに対して1人あたり年間50万円前後の枠を利用しています。

2020年からジュニアNISAで投資信託の積立投資を始めたので、2023年までの4年間で1人あたり200万円を合計で積み立てる計画をしています。そして、時期がきたら子どもの大学資金として取り崩しをする予定です。

その他に、教育資金として児童手当等は現金のまま貯蓄で備えています。

ジュニアNISAは2024年以降新規投資ができないので、それ以降は売却することしかできません。(成人したら自動的に作成される一般NISAに移動することは可能な予定)

そのため、投資商品選びも基本的にメンテナンス不要でほったらかしにできるものを選びました。

資産運用の内容

あくまで筆者の個人的な投資判断ですが、運用商品として広く全世界の株式に投資するインディックスファンド(投資信託)を選びました。

選んだ理由は、全世界の株式であれば長期的に投資先企業の価値が上がれば株価も上がることが見込まれること、また企業の時価総額が変わっても自動で投資比率が変わる点です。

例えば、ここ10年以上はアメリカ企業の業績が世界の中でも良好ですが、これがずっと続くとは限りません。

もし、アメリカ企業の業績が悪くなっても、全世界の株式に投資をしていれば企業の時価総額に合わせて投資比率が変わるで、自分で調整する必要がなく全体でみれば世界の経済成長の恩恵を受けることができると考えました。

積立方法にも工夫をしています。積立可能な期間は4年と長くはありませんが、毎日投資信託を積立する設定をして、値段の上がり下がりに一喜一憂することなく粛々と積立を継続しています。

年間の積立額は各家庭それぞれかと思いますが、我が家では2020年に1人あたり10万円支給された特別定額給付金のうち、子どもの分はそれぞれの名義のジュニアNISA口座に入金し積立投資に回しました。

また、2021年に支給された子育て世帯への臨時特別給付金も、本来の政府の意図した使い方ではないかもしれませんが、2022年分の積立額の資金として投入予定です。

それぞれの給付金は、子どもにも教育資金として投資することを説明して了承を得ています。そんな風に投資教育の題材にも活用することができる点も良いですね。