「番組の中では専門家の先生から“目からウロコ”な ご意見や、ママの気持ちが楽になるアドバイスがいっぱいです」と優木まおみさん

SNSでも共感続々!ママたちの悩み、解決の糸口は?

この日のゲストは、恵泉女学園大学学長で発達心理学専門の大日向雅美さん、武庫川女子大学子大学社会福祉学科教授の倉石哲也さん。孤独や人間関係に悩むママたちに、こんなアドバイスを送りました。

ママ友ができない、と悩むママに大日向さんは「子どものために何が何でもママ友をつくろう、と思わなくてもいいんです。子どもは3歳ぐらいになったら自分で友だちを作ります。それで十分」と優しく語ります。

アドバイスを受けたママは「この子のために、と思い過ぎていたかもしれません。これからはもうちょっと自分視点でマイペースにママ友を探していこうかな」

取り残されたような気持ちにさいなまれるママに大日向さんは「2、3年後の人生設計図を作ってみたらいい。今は毎日のほとんどすべてが“ママ”としての自分だけれど、子どもが幼稚園に入ったらこれを始めよう、と見通しを立ててみるんです。先が見えれば、暗闇は明るくなりますよ」。

仕事復帰についても「出産前と同じような働き方をしなくてもいい。ママになって身についた力を生かしてもっともっと素敵な自分になればいい」と力強くアドバイス。

子どものいない友人と疎遠になったことに悲しむママには、番組MCで自身も2人の女の子を育てるママ・優木まおみさんが「主人が出張でいない日に、独身の友達に自宅まで来てもらっておしゃべりしています」とアドバイス。

倉石さんも「お母さんのお友達が来ると家の雰囲気も変わって、子どもも楽しい気持ちになりますよ」と、ママの笑顔が子どもにもたらす嬉しい効果も指摘しました。

この日の番組で話されたテーマは、ママの抱える悩みのごく一部かもしれません。でも、SNSでは「わかる。育休中って孤独だよね」「一日、ひとことも大人と話してないっていう日もある」「『無理してママ友を作らなくて大丈夫』って、なんだかホッとした」と共感の声が。同じような思いを抱えたママたちにはしっかりと響いていました。

何より、自分の悩みを口に出してみたり、ほかのママの悩みを聞いて「みんな一緒なんだ」と思えること自体がママの気持ちを楽にするんですよね。

12月9日放送回は「ママの家事ストレス」がテーマ

そして129日放送の「すくすく子育て」では、「ママの家事ストレス」問題に斬り込みます!

平成27年度厚生労働白書によると、末の子が1~2歳の共働き夫婦の1日あたりの育児・家事時間は、ママがパパの5倍以上かけている、という調査結果が。専業主婦の家庭ではその差がもっと大きくなり、子育てと家事による重すぎる負担がママにとって大きなストレスになっています。

番組では、家事を夫婦で上手にシェアするアイデアや、家事そのものの総量を減らす工夫、効率のよい育児について考えます。

新しい年の到来を前に、ママのための、ママに寄り添った「すくすく子育て」で、日頃のモヤモヤを吹き飛ばしましょう!

ライター。業界紙、エンタメ系雑誌記者を経て、現在フリーランス。日々の暮らしに「へぇ〜」のアクセントを提供したいと日々勉強中。関心あるテーマは教育、お金、哲学。好きな本のジャンルは児童書・YAで、特技は物語の世界に入りこむこと。