わかりづらくても、ちゃんと考えています!

#1「好きなものじゃなくても」

「一年付き合っている彼女がいて、『お付き合い1周年の日はお祝いしたい』と言われていました。

彼女からの告白で交際がはじまったけれど、僕も好意があったし付き合いはじめたら楽しくてもっと一緒にいたくなったし、喜んでもらおうと思っていました。

サプライズを考えるほど器用ではなくて、彼女の好きなダリアで花束を作り、贈ることに決めて。

ところが、買いに行った花屋にはダリアがなくて、次に向かったお店も駄目、仕方なくガーベラで作ってもらいました。

今はダリアがきれいに咲く時期じゃないとわかり、『好きな花じゃないけど、わかってくれるよな』と思いながら当日持っていきました。

彼女は、僕から花束なんて渡されるのがはじめてで驚いていたけど、笑顔で手を伸ばしてくれてうれしかったです。

でも、受け取った花束を見てちょっと表情がくもり、なんだろうと思ったら『ガーベラ、いい思い出がないのよね……』と一言。

思わず『ごめん』と謝ってしまったけど、そんなことはじめて聞いたしショックでしたね。

『僕だって一生懸命選んだよ』と思ったけど、その後はいつものように楽しく過ごせたのでまだ救われました。

プレゼントって、難しいですね……」(25歳/配送)

彼女の好きな花ではなくても、贈りたいと思った気持ちを受け止めてほしいと男性は考えていました。

嫌な思い出があるとしても、その場で口にするのは避けるのがマナー。

せっかくの1周年記念日なら、何を贈られたかより彼氏の愛情にこそ目を向けたいですね。