冷凍ごはんを美味しくする、米の炊き方のコツ
「美味しい冷凍ごはんを作るためには、当然のことながらお米を美味しく炊く必要があります」と小野寺さん。
早速、お米の炊き方のコツを伝授していただきましょう!
小野寺「特に重要なポイントは浸水と水加減。
しっかりと、お米に吸水させてから炊飯することと、米の量に合わせて水加減を調整することが重要です。
浸水は夏場は45分、冬場は60分を目安に、しっかりと吸水の時間をとってください。
水加減については、できれば目盛りではなく、キッチンスケールを使用し、正確に計ることをおすすめします。
1合あたり190gを目安に、炊き上がりのお米の硬さを確認し、5~10gずつ調整して、お好みの食感を見つけてみてください。
今回は冷凍なので、ベチャつかないよう、ちょうどかやや少なめで調整すると良いかと思います」
●お米の炊き方(1合の場合)
1.計量
キッチンスケールを使用し、1合(150g)を正確に計量する。
2.洗米
・計量が完了したお米をボウルに移し、ひたひたになる程度の水を注ぐ。
・手で3周程度優しくかき混ぜ、ザルを使用し、すぐに水を捨てる
※お米は最初に注いだ水をよく吸収してしまいますので、汚れた水を吸わないように手早く実施することがポイントです。
・ザルからボウルに戻し、水を切った状態で、お米を優しく揉むように握って離すを繰り返す。
※約30秒間で小刻みに、まんべんなく全体を洗米することがポイントです。
3.すすぎ
・ひたひたになる程度に水を入れ、軽くかき混ぜて水を捨てる。
・この作業を3回繰り返し、ザルでしっかりと水を切る。
4.計量・浸水
お米1合あたり、水は190gを目安に計量を行い、お米の入ったボウルに注ぐ。
5.浸水
ボウルにラップをして冷蔵庫で休ませ、しっかりと吸水させる。
※夏は45分、冬は60分が目安です。
6.炊飯・ほぐし
浸水が完了したら炊飯器にセットし、早炊きモードで炊飯する。
※炊飯器では蒸らしの時間が含まれていますので、炊き上がったら放置せず、すぐさま蓋を開けて、余分な湯気・水分を逃し、優しくほぐしてあげることが大切です。
※実際に食べてみて、硬さ・柔らかさが好みでない場合は水加減を5~10gずつ変えて、お好みの水加減を調整してください。