美味しい冷凍おにぎりとは?

小野寺さんは、五ツ星お米マイスターで三代目小池精米店の小池理雄さんと共に、ブレンド米の開発にも関わっているそう。

先日も、「Tokyo Bento Labo」の冷凍おにぎりに最適なブレンド米の開発に際して、監修・協力を行っていたそうです。

小野寺さんにとって、冷凍おにぎりは得意分野。

そこで、冷凍おにぎりについてもうかがいました。

理想の美味しい冷凍おにぎりとは、どんなおにぎりなのでしょうか?

小野寺理騎さん(以下、小野寺)「理想は『炊き立て・にぎりたての食感や風味を損なわないおにぎり』です。

日本人にとって、美味しいおにぎりとは、ひとくち目で感じるお米の粒感と、口ほどけ、噛んだときの弾力と粘り。

また、噛み終わりに感じる甘さや風味の広がり方、のどごし、さらには具材との相性に至るまで、すべてがそろっているおにぎりだと思います。

そう考えると、庶民的でありながら、非常にこだわりのある食べ物です。

多くの市販されている冷凍おにぎりは、米の白ろう化(お米から水分がなくなり白くボロボロになる現象)を防ぐため、食品添加物に頼らざるを得ず、炊き立て・にぎりたての食味や風味を再現するのが、とてもむずかしいです。

実際、美味しい冷凍おにぎりの噂を聞くたびに試してみても、やはり一口で手が止まってしまうことがほとんどです。

そのため、冷凍おにぎり=美味しいというイメージを持つ方は、少ないのではないでしょうか」

意外と、完璧な冷凍おにぎりは、作るのがむずかしいそう!

では、せめて家庭で炊いたごはんを、美味しくなるよう、お米選びのアドバイスしてもらいました!