2: その習い事の中で上位の成績にいける可能性がある
「娘にテコンドーをやらせています。たまたま近所に教室があったから、というのが始めた理由です。
しかし、同じ教室にいる空手から転向した中学生の子と話した時、『一応中学受験をしたということになっているけど、ほとんどテコンドーの成績で入学したようなものです』と言っていました。
『競技人口が空手ほど多くないので、注目されやすかった』という部分があるようです。もちろん、本人がかなり努力したからだと思います」(専業主婦/38歳)
このように、競技人口がそう多くない習い事をしていると、注目される機会が多くなるというメリットがあるのだそう。
また、性別によっては「珍しい」と言われる習い事だと、こんなメリットも。
「息子が、お姉ちゃんがやっていた流れでバレエ教室に通っています。前後の学年を含めても男の子は息子だけ。
息子は時々『やっぱり他の習い事をやってみたい』と、女の子ばかりの習い事に不満を漏らすこともあるのですが、男の子だと結構重要な配役をされたり、センターに置かれたりすることが多く、そんな時は息子もまんざらではないようです」(飲食店勤務/35歳)
3: 保護者同士の温度感が合う人が多い
「小学校3年生の息子は少年野球にバイオリンに……と、親から見ても『ちょっとやらせすぎかな?』と感じるほどにさまざまな習い事をしています。
私が他の習い事と少し違うなと思ったのが、数学能力教室。いろんな考え方で算数をやってみよう! というような、ちょっと数学オリンピック的な教室なのかな? という感じです。
こういった、少し変わった学習塾系あるあるなのかもしれませんが、通わせている親の温度感が他の習い事とは違いますね。ただの教育熱心というよりは、学ぶことをあらゆる視点から柔軟に考えている人が多い印象があります。
最初は息子が『算数が好きだから通いたい』と言い出したのがきっかけでしたが、今では他の保護者の方から子どもの教育に関するさまざまな話が聞けて、私もお迎えに行くのが楽しみです」(ピアノ講師/37歳)
子どもの習い事選びは親の考え方が反映されるものです。
人とは違う習い事をさせているのにはそれなりの理由がある場合が多く、おのずと同じ考え方や温度感を持った親たちの子どもが集まるということが多いようです。