4: 子どもが成長した時に話題にしやすい

「現在高校生の娘は、まともな習い事といえば書道くらいしかしたことがないのですが、先日、『私が昔和太鼓やってた話から、うちのクラスは体育祭で和太鼓やることになったよ!』と嬉しそうに話してきました。

和太鼓なんてやってたっけ? と一瞬戸惑ったのですが、そういえば小学校の時に毎週学校の体育館に太鼓の先生が来て、その小学校にいる高学年の希望者に対して習い事的に教えてくれるというものがあったんですよね。

かなりおとなしい娘なのですが、人とちょっと違った経験があることでクラスの話題の中心になることもあるんだと微笑ましくなりました。

そういえば、私の会社に入ってきた若い事務員の女性と仲良くなったのも『昔、詩吟やってたんですよ〜』『もしかしておじいちゃんと一緒に!?(笑)』なんて話題で盛り上がったのが始まりだった気がします。

大人になった時の自己紹介や会話のとっかかりになって良いですよね」(建設会社経理/53歳)

珍しい習い事は、意外にも成長してから活きてくることも。

初対面での会話のきっかけにしたり、特技につながったりすることがあるようです。

ただ人とは違ったことをしている、というだけでも子どもは「自分は人と違うことができる」と自信を持つものです。

自分にしかできないことを見つけることで、努力する力も身についていくのではないでしょうか。

もちろん、周囲と競うことで自信をつけていく子も多くいます。皆がやっているから、やっていないからということだけにとらわれず、子どもの特性を見てぴったりな習い事を見つけてあげたいですね。