4:最近は教材も多いので「収納力」を重視したい派

前述の通り、近年は教科書のページ数も増え、補助教材も多く、タブレットも必須。タブレットは学校で保管しているところもありますが、持ち帰りのある学校であれば、これがなかなかの重さ&厚みです。

筆者が今のランドセルをいろいろ見て感じたのは、どれも昔に比べて厚みがあって収納力が高い、ということでした。とはいえ、やはりメーカーによってそこはまちまち。全体的に昔より厚みがあるとはいえ、その収容力はさまざまです。

「できるだけ軽いものがいいかと思って厚みのないランドセルを選んだら、教科書だけでかなりパンパン! 子どもは水筒もランドセルに入れたいようですが、入りません……」

こんな意見も聞きました。タブレットと水筒は固くて重たいので、ランドセルに入れたほうが重さを感じずに済むはず。ランドセル自体が軽くても、入り切らない荷物を別で持つハメになったらかえって重たい、なんてケースもありそうです。

かといって、収納力を重視しすぎて耐久性をおざなりにしていたらそれも要注意。収納力とともに、できるだけ内部構造を丁寧に解説しているメーカーを選ぶと安心です。

5:早割や特典なども活用!「値段」を重視したい派

ピンキリですが、平均では6~7万円ほどするランドセル。そこそこの金額がかかるので、最近では祖父や祖母がお祝いに買ってくれるケースも多いですよね。

あまり安くても品質が心配ですが、とはいえできるだけ出費は抑えたいもの。

「いくら6年間使うものとはいえ、ランドセルの値段はかなり高いと感じます。幸いラン活は早めに始めたので、早割で安く買えるものから子どもが気に入ったものを選びました」

「親子ともにそこまでこだわりがなかったので、アウトレットの型落ちのものに決めました」

安くても口コミで品質に定評があるメーカーを選んだり、希望のメーカーがあるなら早めにチェックして早割や早期購入特典を狙う、もしくは大手メーカーの型落ち品を狙うという手もありますよ。

2023年度入学であれば、人気ブランドのランドセルはすでに売り切れのものも出始めています。

もちろん、秋冬でもランドセルが買えないということはないので、変に焦ったり悩み過ぎる必要はありません。賢くリサーチを進めて、親子で納得がいくラン活ができるといいですね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。