【ミニストップ】「厚切りロースカツカレー」528円(税別)

あえて日本人が慣れ親しむ和風カレーとカツを合わせて弁当に!

ミニストップの「厚切りロースカツカレー」528円(税別)

最後に、ミニストップの「厚切りロースカツカレー」をいただきます。

セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンのカレーが、ご飯と器が別体だったのに対し、ミニストップのそれは、最初からご飯に添えられている仕様。

ただし、カツがカレーとご飯の仕分け版の役割を果たしており、陳列やテイクアウト時に、グチャグチャに混ざってしまうことを回避しています。

主なスペックは以下の通りです。

<1包装あたり>

エネルギー:792kacl

たんぱく質:19.6g

脂質:30.6g

炭水化物:109.6g

食塩相当量:4.3g

<レンジ加熱目安>

500W:3分45秒

1500W:1分

ご飯ととんかつとを合わせて持ち上げたところ

セブン-イレブンとファミリーマートが欧風カレー、ローソンがインドカレーだったのに対し、ミニストップは和風のような、昔ながらのカレーでの弁当展開でした。

また、ミニストップに店員さんによれば、「今はカツカレーしかないんですよ」とのことでした。

多くの日本人が慣れ親しんだ、定番の洋食メニューを弁当にし、馴染み深い味わいを目指したのがミニストップということになりますが、実際の味は、強い粘度のカレールウがドロッと口の中に広がり、これが十分な食べ応えを感じさせてくれます。

辛味はさほど強くない一方、塩味が少々強めで、見た目よりも強いパンチを感じます。

また、カツの厚み、柔らかさ、衣の風合いも素晴らしく、カレー弁当としてはかなり贅沢な味わいでもありました。

これで税別528円はなかなかお得。

他のコンビニとは、確実に一線を画したカレー弁当だと思いました。

【まとめ】コンビニ各社のカレーはコンセプトが違えど、いずれも絶品揃い

注意すべきは店頭でレンチンしてもらう際、ムラなく温めてもらうこと

どれも絶品揃いだったコンビニのカレー弁当

ここまでの食べ比べの通り、セブン-イレブン、ファミリーマートは欧風カレー、ローソンはインドカレー、ミニストップは和風カレーをベースにカツカレーにしたものでした。

コンセプトや目指すところは違えど、どのカレー弁当も絶品揃いで、500円前後でこれだけの味を楽しめるとは、正直意外にも思いました。

お好み次第で、どのカレーを選んでも、まず満足いただけるはずだと思いますが、1つ注意すべきは、レンチンです。

特に店頭でレンチンしてもらう際は、カレー弁当全体の温めにムラが出ないよう、規定よりプラスαの分秒で温めてもらうと良いかもしれません。

せっかくの美味しいカレー弁当、部分によっては冷めたままだと、美味しくいただけない可能性があるからです。

さて、ここまで読んでくださったあなたはどのカレー弁当が気になりましたでしょうか。

是非あなた好みのカレー弁当をゲットし、満足できるランチにしてくださいね!

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・デコ有限会社を設立。 出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタテインメント、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある。HP(http://deco-tokyo.com/