「足道楽」のオーダーメイドインソールを作ってみた

【足道楽 門前仲町店】サイズなどを細かくはかってもらう

足道楽は、アメリカ足病医学に基づく正しい靴選びと、オーダーメイドインソール(中敷き)によるフットケアを行う足の専門店。

今回、筆者の息子の足にはすでに悪いクセが出てしまっていたので、矯正するために評判のオーダーインソールを作ってもらうことにしました。

こちらのインソールは、特許取得済みでオーダーメイドインソールの先駆け的存在。一人ひとりの足に合わせて作り、足首の骨格のゆがみを矯正し、歩きやすくしてくれるもので、2018年3月の発売以来、累計販売数が3万セットを超える人気商品となっています。

サイズ展開は19~30センチなので、小学生以上くらいが対象になりそうです。

【足道楽 門前仲町店】足のサイズを測ってもらう

まずは足の可動域や形状、硬さなどをスタッフさんが触りながら確かめ、次に足のサイズを詳細に測っていきます。立った状態(加重)、座って足を浮かせた状態(無加重)でそれぞれ、長さや横幅など、足本来の大きさを測るのが足道楽流。

さらに足型をとって、ふだん足のどこに体重がかかっているか、歩き方のクセはどうかといった部分を見ていきます。

【足道楽 門前仲町店】インソール作り

そして、インソール作り。高温で変形するコルクをかかと部分に合わせて整え、樹脂素材に張り合わせ、足裏に当てます。

そして椅子に座った状態でインソールをあてた足全体をビニール袋で包み、袋の中を真空状態にしながらインソールが足本来の形に吸い付くような状態でコルクが固まるのを待ちます。

最後に、インソールの長さを本人の足に合わせて調整すれば完成!

【足道楽 門前仲町店】完成したインソール

靴にもともと入っているようなインソールに比べて、硬めで重さのあるインソールです。

履いてみると、ちょっとした違和感は感じるよう。「おやまがある」と子どもが表現していましたが、まさに土踏まずの部分がしっかりと支えられていて、足のアーチを育てる形になっているようです。

ふだんのクセを矯正して正しい姿勢になっていくと、動かす筋肉が変わるため、使い始めは筋肉痛が出ることもあるのだとか。使い続けることで、歩行姿勢が安定し、ヒザや腰の痛み、外反母趾や扁平足などの足の悩みの予防と改善につながるそう。

足に何らかのトラブルを抱える人だけでなく、アスリートや、健康に対する関心の高い人なども好んで使っているというオーダーメイドインソール。

税込25,980円と決して安くはありませんが、本来の足の形を取り戻して正しい姿勢にすることは、成長過程でプラスしかありません。生涯の健康投資としてアリだなと感じました。

オーダーメイドインソールはちょっとハードルが高いという方でも、まずは正確な足のサイズを測ってもらい、子どもの足に合う靴を選ぶところから始めてみてはいかがでしょうか。

ぜひ、首都圏にある足道楽や、足と靴の専門知識を持ったシューフィッターが常駐しているお店などに行ってみてください。

デザインなどの見た目や、長く履けるかという観点だけで選んでいた子供の靴。どんどん大きくなる身体を支える両足は、これからの成長にとって一番大切といっても過言ではないパーツです。

将来、子どもが足のトラブルを抱えないためにも、正しい靴選びをしてあげてくださいね。

<取材協力>
足道楽 門前仲町店

住所:東京都江東区富岡1-13-11 杉田ビル1F
電話番号:03-5809-8814
営業時間:10:00~19:00
定休日:水曜日
アクセス:東京メトロ 門前仲町駅1番出口より徒歩30秒

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。