写真左から青木玄徳、小越勇輝、多和田秀弥、土井一海 撮影:中川有紀子

7月11日(木)、東京・TOKYO DOME CITY HALLにて始まった、ミュージカル『テニスの王子様』全国大会 青学vs氷帝。漫画・アニメの舞台化はいまや当たり前のことですが、なかでも「テニミュ」は今年でなんと10周年。いくら原作やアニメが人気とはいえ、1つの舞台が10年も続くのは並大抵ではありません。その秘密を徹底解明!
 

青春学園中等部(青学)メンバー
拡大画像表示

この最新公演は宿命のライバルでもある人気校との再戦。観ている側も思わず熱くなってしまう好カード。「なんかハードルが高そう……」「原作知らないんだけど……」なんて、不安になる必要はナシ。全部、歌とダンスで説明してくれるのがミュージカルのいいところ。とにかく飛び込んでしまえばいいのです。

まず、基本情報を確認しましょう。主役である越前リョーマが通う青春学園(青学)は現在、全国中学生テニストーナメントの準々決勝にコマを進めたところ。そして、今回対戦する氷帝学園(氷帝)は、その青学が関東大会緒戦で勝利した学校。そんな氷帝が、リベンジのため戻ってきた!
 

対戦する氷帝学園中等部(氷帝)メンバー
拡大画像表示
 

幕が上がって最初に出てくるのは、親しみやすいキャラクターと息の合ったやりとりで場をなごませてくれる沖縄・比嘉。前公演の対戦相手です。そんな彼らに替わって、「勝つのは青学に決まってるだろ!」と言ってのけるのが青学1年トリオ。彼らは試合にこそ出ないけれど、先輩たちをベンチから応援したり、時には観客の気持ちを代弁したりしてくれる、大事な存在です。

そして、いよいよ青学レギュラー陣が集結! 青学メンバーの魅力の1つは、美しいハーモニー。全国優勝に向けたチームの絆が、歌からも感じられます。びしっと動きの揃った群舞もかっこよく、それぞれのキャラの今現在の気持ちがこもったソロパートも聴きどころ。