横浜の名残はどこに?
横浜駅からほど近い、すき家鶴屋町店の外観
ということで、「すき家」の発祥が横浜にあるというのは間違いではなかった。
また、「すき家」と横浜の関係は、意外なところにも隠されていることが判明。
読者の皆さんも、よーく店舗を思い出してみてほしい。
横浜の象徴である開港記念会館
ビルなどに入る店舗には見られないが、多くの「すき家」には建物上部に時計が取り付けられている。
実はこの時計台、横浜開港記念会館をイメージしているのだ。
さらに、店舗の外観には、もう一つ注目すべき点がある。
レンガ調の壁
こちらも横浜のシンボル、赤レンガ倉庫
他県の店舗も同様の外観だ(写真は長野県にある18号小諸店)
もうお気づきの方も多いと思うが、この外観の赤いレンガは、横浜の赤レンガ倉庫をイメージ。
横浜が開港して外来品が日本に多く入って来た。その中には牛肉もあり、日本で牛肉が食べられるようになったことと、横浜の開港には強い結びつきがある。
「すき家」では、発祥の地である横浜と、牛肉文化の始まりである横浜にあやかって、象徴的建築物である開港記念会館と、赤れんが倉庫のイメージを取り入れているそうだ。
ちなみに、「すき家」というネーミングの由来は大きく2つ。
1つは、皆から愛される「好き」という意味だが、もう1つは牛肉の鍋料理「すき焼き」からヒントを得ているという。
横浜市民はもちろんのこと、他県でこの時計台を見て「横浜開港記念会館だ」と気付く人はそうそういないのではないかと思う。それでも、横浜の象徴が全国に点在しているというのは誇らしいことだ。
関連記事