やっと手元に戻った携帯電話に喜びがあふれる
モヤモヤしたままにできない性分もあって、ホテルの方にも再度確認したところ、「韓国から日本に携帯を送る時に税関申告が必須のため、外国人(個人)の場合、パスポート番号が必要です。
お客様は韓国から日本に携帯電話を送る状況で、外国人の立場から日本に送る状況のため」という韓国DHLから確認されたという説明がありました。
再度、日本のDHLにも韓国の別のスタッフの方に確認してもらうと、「当初求めていないと回答がありましたが、再確認したところ、パスポートの提示を求めたそうです」とやっと事実確認が取れてホッ。
いろいろと調べていると、海外からの郵送物は、テロ対策などもあって厳重な時もあるようです。
DHLのサイトから荷物の進行状況を確認すると、無事にホテルから空港へと進んでいる様子。
その後、「輸入関税/消費税のお支払い」依頼メールがDHLから届き、日本にいるこちら側でカード払いし、スムーズに展開(英語だらけの書面を英語ができる夫に任せて発送手続きをしたのですが、もしかすると携帯電話は関税がかからないかも。
書類のチェックは厳重に……と言える立場ではないですが。)
DHLでは、韓国から日本まで3日後には、無事、荷物が届きました!日本では佐川急便にバトンタッチし、家に配達。
韓国で携帯電話を落としてから、手元に戻るまで、約半月かかりました。
DHLの金額はトータルで19,560円。
新品の携帯ながらどこか割れたりしていてもやむなし……と思っていたら、緩衝材で丁寧にホテルの方が梱包してくださっていて、キズひとつなく戻ってきました。
段ボール箱を開けると、緩衝材のプチプチにくるまれた携帯電話を確認。
おかえりなさい!おや?何やら携帯に韓国語で書かれたメモが貼られています。
さっそく戻ってきた携帯に備えられた、撮った写真の韓国語が日本語に翻訳される機能を使い、メモの写真を撮ると……。
「リムジン携帯 電話紛失物処理中」という意味合いのようです。文字を入力せずとも、撮影してすぐ翻訳されて便利。
リムジンバスの保管庫で貼られたものでしょうか、番号は忘れ物番号かも。メモから、はるばる遅れて帰国した携帯電話の旅路を思うのでした。
ですが、たとえばこれが海外のどの街のどこで落とし物をしたかわからなかったら、探すことはより困難だったはずですし、日本語ができる現地の方の協力なしには捜索も難しかったでしょう。
今回は、落とした場所が明確だったこと、自身の携帯という証明のひとつになる自分の顔写真やホテルやバスの写真を撮って保存していたこと、すでにチェックアウトしているというのに無償でここまで落としものの捜索と国際郵送にご尽力いただいた「ソラリア西鉄ホテル・ソウル明洞」の方々の素晴らしいご対応があったことで、無事に携帯電話が日本に戻りました。
電話やメールで半月ずっと、落としものの件でご対応いただいた「ソラリア西鉄ホテル・ソウル明洞」のホテルマンの方々には感謝してもしきれません。
次の韓国旅行でも、必ず同ホテルに宿泊しようと心に決めました。
筆者のように韓国で携帯電話を落とすような方はいないかもしれませんが、もしも同じ体験をする方がいたら、参考になれば幸いです。