令和3年5月に行われた内閣府の男女共同参画局調査「結婚と家族をめぐる基礎データ」によると、結婚するカップルのうち、夫あるいは妻のどちらかが再婚であるカップルの割合は、上昇傾向にあり、直近では4組に1組以上という結果が出ています。
つまり離婚歴のある男女の再婚率が高まり、初婚の女性がバツイチ男性と結婚するケースが増えているといえるでしょう。
ところで離婚歴のある男性は、最初の結婚から教訓を得て、再婚に臨んでいるのでしょうか。
結婚には向き不向きがあります。また失敗から学んでいない男性もいるのです。
そこで事例をあげながら、離婚歴のある男性で、結婚に向く人、向かない人の特徴と見抜き方を紹介します。
離婚経験者が結婚不適合とは限らない!
WEB編集者の亜由美さん(仮名・46歳)は6年前に2歳上のバツ2男性と結婚。
出会いは三軒茶屋のスナック。当時亜由美さんは結婚相談所から紹介された男性とお見合いの連続でしたが、「生涯この人と人生を生きていくの?」と今一つピンとこなかったそうです。
お見合いで探すことに限界を感じていた亜由美さんは、サークルの帰りにスナックに立ち寄る男性と話が弾み、スナックの従業員女性から「相性いいよね」と応援されていたとか。
亜由美さんもちょっとその気になるのですが、ところが彼はバツ2。しかも結婚に対して後ろ向き。
そこで亜由美さんは彼の離婚の理由を聞いたそうです。彼に問題があるのではなく、夫婦の人生のタイミングが悪かったことがわかったそうです。
「学生時代から付き合っていた女性と社会人になってから結婚した彼は、独立を目指して準備中。ところが元妻が子供が欲しいと主張。でも元妻が仕事で多忙のため、育児のほとんどを引き受けることになりそうだからと話し合いをしたところ、元妻から離婚を言い渡されて離婚。
次の妻とは、彼が親の介護でほとんど実家と仕事場を行き来しているうちに、すれ違いが多くなり、またもや妻から離婚を言い渡されたそうです」
離婚の原因は彼に問題があるのではなく、夫婦の人生のタイミングが悪かったことがわかった亜由美さんはまずほっとしたそうです。
「でも子供が欲しかったので、彼に『付き合うのなら結婚前提』とはっきりと自分の希望を伝えたんです。すると『前向きに検討します』という答えで付き合うことになり、半年後に結婚しました」
幸いなことに不妊治療なしに出産した亜由美さん。個人事業主の彼は育児にも協力的だそうです。
亜由美さんの事例からわかる「バツ2男と結婚」の成功理由
- 離婚の原因を本人がしっかり把握している
- 男性が有責の離婚ではない
- 女性の仕事に理解がある
- 男性が離婚後に頑なに非婚を貫くのではなく、相手の気持ちを大切にしている
- 男性がイクメンである
- 女性に対する理想が高くない(ありのままの彼女を受け入れる)
離婚経験者だったとしても、その男性が結婚に向かない男性かどうかは断定できません。
上記のような特徴や事情があれば、結婚してもうまく行く可能性は高くなります。