乗り物酔いの要因をチェック

乗り物酔いは体質など個人差がありますが、以下のような要因が重なることでひどくなる可能性があります。

1.当日の体調

当日の体調は、からだの平衡感覚に影響します。

たとえば、睡眠不足や疲れがあると、内耳や視覚などの情報を処理するために必要な神経系がうまく働かなくなり、平衡感覚が乱れやすくなります。

その結果、乗り物の揺れや振動に対する耐性が低下し、乗り物酔いの症状があらわれやすくなると考えられています。

2.車内の温度や湿度・におい

車内の温度や湿度、においなどは乗り物酔いを引き起こす原因のひとつです。

狭く閉塞感のある車内で長時間過ごすと、空気の循環が悪くなり酸素不足や二酸化炭素濃度の上昇が起こります。

これによってめまいや吐き気、倦怠感などの症状があらわれ、乗り物酔いを引き起こすことがあるのです。

また、車内に不快なにおいがある場合も、吐き気や頭痛を引き起こすことがあり、乗り物酔いのリスクを高めます。

3.不安やストレス

「以前に乗り物酔いを経験したことがある」など、乗り物に対する苦手意識がある場合はその不安感からストレスがかかります。

ストレスを感じている状態が続くと交感神経が優位になり、からだが緊張状態になってしまいます。

からだの緊張状態は自律神経の乱れを引き起こし、乗り物に酔う可能性を高めます。