子どもたちへ「優しくてたくましい人間に」
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――今回の映画はどういった作品になっていますか?
簡 いつもクールな英寿が4人の英寿に分裂して、一人一人がどういった英寿になっているのかを、楽しみにしていただきたいです。この映画を通じて、大切なものは何かとか、願い続ければ、諦めないことが大事だといったことをメッセージとしている映画なので、夏休みにお子さんたちに見ていただいて、優しくてたくましい大人になっていただけたらなと僕自身は思っています。
――普段の撮影と映画の撮影とでは心持ちが違ったりするんですか?
簡 いや、まったく。でも本編はシリアスな雰囲気なのに対して、映画は結構コミカルな感じの英寿が多かったので、その辺の行き来はちょっと大変でしたけど、僕自身、別作品だと思ってやっていました。
杢代 僕は最初の冬の劇場版のときとは全然気持ちが違っていました。あのときは必死に1日1日をがんばろう、という気持ちだったけど、今回は僕たちが出したいものをしっかりと考えた上で、集大成として撮影に臨めたのかなと思っています。
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――映画とドラマ、どちらの方が演じていて楽しかった、とかありますか?
簡 確実に映画ですね(笑)。そうコミカルで。
杢代 ギーツは人と人との信念の戦いという感じがするので、バチバチのシーンが多いんですが、逆に、映画は本当にクスッと笑うどころじゃなく、高笑いしてもらいたいシーンがあります(笑)。そう考えたら、確かに笑いで溢れていた撮影現場ではあったかなと思います。
――長い撮影で環境も変わった部分もあると思います。その中でお仕事に対する思いや姿勢で変わった部分はありますか。
簡 僕は仮面ライダーがほぼ初めての現場なんです。仮面ライダーが始まる前に、「人として成長したい」と言っていたんですけど、ちょっとは成長できたのかな、と思います。
なかなかこうやって大人の方々とコミュニケーションを取る機会があんまりなかったので、すごくいい勉強になりました。改善したほうがいいところを指摘してくれる大人の方々がたくさんいるので、すごくありがたい現場だな、と思います。
杢代 仮面ライダーは幅広い世代の方が見ている作品ですし、僕が子供のときも夢の存在でした。その作品に1年間携わった上で、作品を通して表に立つお仕事の影響力や、責任ということは、重く受け止めないといけないところなのかな、という気持ちが増しましたね。
だからこそ、ワンカットワンカットを全力で演じないといけないという気持ちにもなりますし、何よりその影響された方が大人になったときに覚えていてほしいです。その原動力の一つになっていたら、それだけで活動している意味があるな、と思います。そういう気持ちにさせてくれたのも「仮面ライダーギーツ」という作品のおかげなので、人として成長できたのかな、と思います。
作品情報
映画『仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』
7月28日(金)より全国公開
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