「潔さ」が自分を救う
1ヶ月で終わりを迎えたふたりの交際ですが、それまで何人かの男性とお付き合いをしてきたAさんは、潔く身を引く勇気が深い傷を防ぐことも知っていました。
「いま思えば彼とは相性が悪かっただけ、とも感じるのですが、ほかの人とはある程度うまくいって長い期間付き合えていて、私だけがおかしいとは思えなくて。
誰ともうまくいかない彼と私は違う、だからダメだとわかったらさっさと身を引くのが自分のためなのだと今もしみじみ思っています」
交際を続ける限り窮屈な自分からもまた逃げることはできず、そんな自分でいることの「時間の無駄」を、Aさんは口にしていました。
そんな自分をよしとして我慢を続けるよりも次の出会いを目指すほうが健全であり、自尊心すら揺らぐような男性との関わりは早めに切るのが正解と筆者も感じます。
男性はその後ジムをやめてしまい、今は顔を合わせる機会もありません。
「私とのお付き合いがダメになってすぐジムをやめるのも、私と会うストレスに耐えられないのだろうなと思います。
自分に自信があるのなら、堂々と来ればいいじゃないですか。
今までもそうやって何も解決できないままやり過ごしてきたのでしょうね」
男性の状態がどうであれ、AさんにはAさんの現実があります。
潔く別れを選べたのがAさんの自信であり、「次」を諦めないのもまた、これまでの「愛される自分」を知っているからこそ持てる強さかもしれないと感じました。
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