アルバム収録曲の披露「みんな違って、みんないいよね」

「BUDDiiS vol.06 -BRILLIANT-」10月15日(日) 幕張メッセイベントホール 撮影/笹森健一、小坂茂雄

映像を挟み、衣装を変えて再登場。ここからはKEVINを除く9人でのパフォーマンスとなる。まず披露したのは「Koi to me」。落ち着いた大人っぽいパフォーマンスはBUDDiiSの「今」なのか。そしてMORRIEの透明感があるロングトーンが響き渡り、SHOWが落ち着きのある甘い歌声を響き渡らせる。ライブのたびに存在感を増していくように思うSHOWだが、その歌声にも力強さが増していく。

FUMIYA 撮影/笹森健一、小坂茂雄

そしてFUMIYA、FUMINORI、SHOW、SEIYAで「Mr.FREAK OUT」でワイルドに低音を響かせる。爽やかも、可愛らしさもあるBUDDiiSが見せるある意味新しい側面とも言えそうな楽曲だ。聴いていると、華やかなコンサート会場とはまた違う4人が作り上げる空間へと連れ出されそうな錯覚に陥る。楽曲の幅広さもさることながら、楽曲ごとの世界観の構築の速さ、そしてその世界観に観客を巻き込んでいくスピード感が凄まじい。

息つく間もなくダンストラックへ。静と動が混じり合う激しいダンスは抑えめの照明の中でそれぞれのシルエットをより濃くし、魅力を際立たせていく。

「BUDDiiS vol.06 -BRILLIANT-」10月15日(日) 幕張メッセイベントホール 撮影/笹森健一、小坂茂雄

ここからは会場が一体になって歌って踊れるメドレーへ。まずは「YO HO」でバディも声を出して、テンションを上げていく。続く「HOT CHEESE」では花道を歩き、センターステージに歩みを進めていく。一緒に踊り、「Beautiful」で一緒になってクラップをし「JEALOUS」で飛び跳ね、「Dream Love」ではバディもペンラを振り、怒涛のメドレーは「YO HO」で締めくくった。

MCでは「1stアルバム『BRiLLiANT』を発売させていただきまして、みなさまのご協力があり、無事デイリーランキング一位を獲得しました!」とFUMINORIが報告。会場からは「おめでとう」と客席からも声が飛んだ。

続けてFUMINORIは「リリースイベントで全国を回らせていただいて、対面でいろんなお話をすることでたくさんの人に支えられてるな、と僕たち感じております。いつも感謝の気持ちでいっぱいです」と改めてお礼を伝えた。

「僕たちBUDDiiSとバディを繋げるという意味合いの曲」

「BUDDiiS vol.06 -BRILLIANT-」10月15日(日) 幕張メッセイベントホール 撮影/笹森健一、小坂茂雄

ライブも中盤へ。FUMINORIが「ここから少ししっとりと聴いてもらえたらな、と思います」とセンターステージで「ON & ON」を。メンバーにスポットライトがあたり、客席のカラフルなペンライトがきらめく中、切ない歌を響かせる。一方でダンスパートでは力強さを見せていく。

SHOOT 撮影/笹森健一、小坂茂雄

さらにニューアルバムから「Lack」を。SHOWとMORRIEで歌声を繋ぎ、SHOOTの歌声が交わる。そしてFUMIYAとFUMINORIがラップを響かせる。KEVINが休養中もグループとして進化していることのひとつとして、新たなハーモニーをしっかりと確立したことかもしれない。

YUMA 撮影/笹森健一、小坂茂雄

映像を挟み、ナチュラルな衣装に着替えたメンバーは、今度はトロッコに乗り込み、さらにバディの近くへ。メンバーそれぞれが会場のあちこちに散らばり、「BUD」を披露。

「BUDDiiS vol.06 -BRILLIANT-」10月15日(日) 幕張メッセイベントホール 撮影/笹森健一、小坂茂雄

サビではメンバーはタオルを振り回し、ファンはペンライトを回す。2人1組でトロッコに乗り込んでいるメンバーもおり、それぞれの絡みを見るのにもバディも忙しくなってしまいそうだ。TAKUYAをバックハグするようにして歌うSEIYAの姿には歓声も。

そのまま「ALRIGHT」へ。MORRIEとFUMINORIがトロッコを乗り換える際にハグしている場面に歓声が上がりつつも、一方ではFUMIYAらが楽しそうにCO2をぶっぱなす。メンバーが楽しそうにしていれば、自然と会場のボルテージも上がっていく。バディも思いっきりペンラを振り、ジャンプをし、盛り上がりが増していく。

「BUDDiiS vol.06 -BRILLIANT-」10月15日(日) 幕張メッセイベントホール 撮影/笹森健一、小坂茂雄

メインステージに戻り、パワーが湧いてきそうな「WE HIGH」。全員が歌声を響かせ、さらにテンションが上がる。そして手拍子と共に始まる「SM:)LE」。バディだけではなく、メンバーも笑顔を弾けさせる。会場に向ける笑顔ももちろんだが、メンバー同士で目を合わせ微笑み合う瞬間も尊い。

続くMCでは改めて「BUD」について。「僕たちBUDDiiSとバディを繋げるという意味合いの曲になっています」とFUMINORIが解説。今後も一緒に作り上げていきたい曲ということで、MORRIEの生歌と共にタオルの動かし方をレクチャーする場面もあった。

「BUDDiiS vol.06 -BRILLIANT-」10月15日(日) 幕張メッセイベントホール 撮影/笹森健一、小坂茂雄

早いものでライブもラストスパートへ。「熱い場所にしていこうぜ」とFUMINORIが言い、「Glow Gold」で言葉通り会場の気温を上げていく。

さらに「みなさんが僕たちの光です」で始まったのは「SUNSHINE」。スクリーンにはこれまでBUDDiiSのメンバーの写真も映し出され、グッとくるものがある。そして今のメンバーの姿が生カメラで映され、ここまでの歩みが感じられるものとなった。

「BUDDiiS vol.06 -BRILLIANT-」10月15日(日) 幕張メッセイベントホール 撮影/笹森健一、小坂茂雄

そして、本編最後は「輝かしい日々にしていきましょう」と「Brightness」。「みんな違って みんないいよね」と歌う「Brightness」は歌詞の全てがひとりひとりを肯定してくれるような楽曲だ。それを個性豊かな彼らが歌ってくれると、それだけで少し上を向けるような気持ちになるから不思議だ。ラストは金テープが舞い、華やかに締めくくくった。