「夫の仕事はIT系で、今までも家でパソコンとにらめっこしながら勉強するときはありました。

夫の在宅勤務が本格化したときは『今までのように何時間も部屋にこもるだろうな』と想像でき、まずルールを決めましたね。

夫の仕事部屋はリビングから一番遠い私たちの寝室、お茶やお菓子など持ち込んだら後片付けは自分ですること、会社で設定された終業時間になったらやめることなど、家だからこそ仕事とプライベートを分ける意識は大事だと思います。

作業に没頭すると何時間も部屋から出てこないので、昼食は私が用意はするけれど自分のタイミングで食べに来ることなど、無理に一緒に過ごすのは避けています。

私は事務系のパート勤めで、家にいるときは家事をするのですが、寝室のある2階はなるべく行かないことや掃除機など大きな音の出るものは朝の早いうちにかけてしまうなど、私なりに夫の在宅勤務を応援しているつもりです。

夫がずっと家にいる、となるとやっぱりストレスというか気を使うことはあるけれど、それは夫も同じで私の気配を忘れることはできないと思うので、一番考えたのは『別々で過ごすのを当たり前にする』こと、お互いにむやみに声をかけたり休憩を促したりなどはしない、とふたりで決めています。

私はリビングにいるときはイヤホンをつけてテレビを見るようにして、自分の時間に集中することも楽しんでいます。

お互いの過ごし方にメリハリをつける意識がストレスを減らすのかも、と思いますね」(39歳/事務)

こちらのご夫婦は、ルールの中心に「無理に一緒に過ごさない」を決めたそうです。

お昼は一緒に食べるべき、のような窮屈さはかえってストレスを生み、仕事の生産性を落とすうえにふたりの仲にも影響します。

仕事であれば家のなかであってもそれを優先するのが良く、むやみに存在を確認しあうような過ごし方よりも、メリハリをつけるのが正解ですね。

応援するからこそ離れる、というのも、ストレスなく在宅勤務を受け入れるポイントではないでしょうか。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line