片思い中の人でも恋人でも、好きな人に自分の気持ちを知ってほしいと思うのは当然です。
「素直になりたい」と思うのに、その人を前にすると緊張して天邪鬼な振る舞いばかりしてしまう、本心とは違う行動をとって後悔する人は多いもの。
「素直さ」は意識しなくても出るものではありますが、一方でそんな自分を見せることに不安を覚えると反発が生まれます。
なぜそうなるのか、「素直になりたいのにできない」と悩む人が見落としていることについてお伝えします。
好きな人の前で「素直になれない」と悩む人が見落としていること
どうして素直になりたいのか
30代のある女性は、いわゆる「友達以上恋人未満」の関係にある男性への接し方で悩んでいました。
男性のほうは恋愛感情があることを伝えてくれて、女性も同じ気持ちだからそのまま交際に発展すればいいのですが、なかなかそうは進まないのは女性の側に「素直に恋愛感情を伝えられない」という葛藤があるからです。
それまでは友人として近い距離でいたので、関係が変わろうとしているときにそれまでとは違う自分を見せることに不安があるのですね。
はっきりと「好き」と口にすることが恥ずかしい、男性から「付き合いたいと思っている」と言われてはいるけれど「好き」は出てこない、自分はどうなればこの人とスムーズに恋人関係になれるのか、想像がつかないといいます。
「素直になりたい」のは、男性の気持ちに応えたいからではなく自分が男性に向ける気持ちをもっと伝えたい部分のことで、そう思いながらデートするのに肝心な場面で男性と恋愛感情を確認することから逃げてしまいます。
どうして素直になりたいのか、自分のためのはずなのに行動が矛盾するのはなぜなのでしょうか。