自分が変われば相手も変わる
上記の女性は「好きだ」と口にするのが自分の求める素直さであり、それができないことに悩んでいましたが「なりたい姿」を想像したときに「落ち着いて彼の隣にいる自分」をまず思い描き、それの実現を考えました。
いきなり好意を告白することはハードルが高く、だから自分でバーを下げる、彼の隣にいてすぐ上下する気持ちをコントロールする努力から始めたのですね。
好きな気持ちはちゃんとある、だからそれを伝えるための準備として落ち着きを持つ「素直に」好きだと言えるような自分を作る。
その姿が男性にどう映るのか、「デートの最中にこちらの対応しだいですぐ言葉を引っ込める」女性が「何か伝えたら自分の気持ちをちゃんと返してくれるようになった」のを見て「好きだ」「付き合いたい」とはっきりと言葉にしたそうです。
女性の変化は男性にとって自分に向けられる信頼と愛情を確認する姿であり「好きだ」と正面から言われなくても大切な存在と思ってもらえていることが伝わります。
すぐ天邪鬼になる女性がその自分を変えようとした努力は、男性にとっては自分への尊重と映るのですね。
自分が変われば、それを目にする相手の気持ちも等しく変化します。だから「なりたい姿」を見せていくことがふたりの関係への誠意になると筆者は考えます。
相手や自分に対して「素直になりたい」と思うことは、関係を大切にしたい気持ちの現れです。
素直になれないのは相手の反応に気持ちが左右されるからで、そうではなくまずは自分の在り方に集中してみると、それが素直さを育てます。
変化は必ずふたりの関係に影響を及ぼすので、いい展開にするためには自分を大切にするのが最初の一歩なのですね。