自分の「なりたい姿」を想像してみる
「素直になりたいのにできない」そんな悩みは筆者も多く見聞きします。
問題は、相手の前で失敗する自分ばかり見てしまい自信をなくすことで「できない」場面を繰り返すと相手への気持ちを維持できないことだと感じます。
せっかく好きになったのに、素直になれない自分を「ダメだ」と受け取るから、好きでいることそのものにエネルギーを持てなくなるのですね。
そんなつらい自分にならないためには、まず「自分はどうなりたいのか」をしっかりと見据える意識が重要です。
相手の反応、「こんな自分を見せたらこう返される」のような予想はせず、相手は横に置いて自分自身はその人の前でどんな状態でいたいのかを考えてみると、それが本音であって自然体のはず。
「落ち着いて会話を楽しみたい」「隣に座って一緒に本を読んでいたい」「お互いの好きな話題を笑顔で話し合いたい」見えてくる姿は無理せず相手との時間に身を置く自分のはずです。
「自分との会話で笑顔になってくれる相手」「こちらが読む本に興味を持ってくれる相手」「関心を持っていることについてどんどん打ち明けてくれる相手」は、その「なりたい姿」の後で叶います。
素直になりたいのはどんな部分でなのか、いきなり「真正面から大好きだと叫ぶ自分」のような極端な状態ではなくて、自然体でいる自分はどんな姿なのか、それの実現に集中してみると相手の反応を大きく気にしなくなります。
「こうあってほしいな」と望む相手の姿は、自分の「なりたい姿」の後で叶う、だからまずはリラックスして一緒にいられる自分を目指すのが、素直になるための一歩ではないでしょうか。