自分への期待はやめる
素直になれないことで悩む人の多くは、期待する自分の姿と実際の状態のギャップが正反対のように大きく、そのせいで「本当はこの人のことが好きではないのでは」とまで思い詰める人もいますが、そもそも「その人の前でこうありたいと自分に期待する」のがプレッシャーになっています。
「こう接したいな」「こんな自分を見せたいな」、それをその場で完全に達成するのは、いきなりはできません。
自分の「なりたい姿」を見せるには勇気がいります。
「できるはず」の期待は、見せても大丈夫という自分への信頼があって生まれるものです。自分の気持ちに自信がないのに期待するから失敗したときに大きなショックを受けるのであって、まずは「やってみよう」の姿勢を忘れないことがギャップを減らします。
「彼の話をちゃんと聴けるようになろう」「話しているときに遮らないようにしよう」こんな小さな目標でも、それができたときは今までとは違う自分を手にできるはず。
相手の反応よりそのときの自分の状態に集中する「話をちゃんと聴く自分を見て彼はどうするか」の前に「自分はちゃんと聴けているか」を知ろうとするのが客観視で、意識することで冷静さを保てます。
自分に期待してしまうのは、それを受け止める相手の姿もセットで想像して満足を求めるからですが「なりたい姿」の後で叶うことを、忘れてはいけません。
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