マウンテンはパティとチーズが4枚!!

2023年8月に東京・渋谷「RAYARD MIYASHITA PARK内」にオープンした、〈JB’s TOKYO ミヤシタパーク店〉は、ファストフードハンバーガー業態としては世界でも珍しい“100%手づくり”をコンセプトに掲げるクラフトバーガー専門店。

豊富なメニューの中でも一番注目されているのは、食パンを使った“四角いハンバーガー”。

「本物」にこだわった、ボリュームいっぱいのハンバーガーをレポートします。

フォトギャラリー【全ての写真】渋谷で発見!「100%手作りハンバーガー」は一度食べる価値あり!
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スケートパークの屋台をイメージした〈JB’s TOKYO ミヤシタパーク店〉

JB’s TOKYO ミヤシタパーク店

公園やホテルが一体となった渋谷の商業施設〈MIYASHITA PARK〉の2階に昨年オープンした〈JB’s TOKYO〉。

“スケートパークの屋台“をテーマに、気鋭のアーティスト(舞木一哉氏)によるグラフィティアートが店内に描かれ、かつてこの場所にあった「宮下公園」のストリートっぽい雰囲気のなかでハンバーガーが味わえます。

レジカウンター

同店は代々木本店や府中店に続く3店舗目のお店で、“ジャンク”じゃない完全手作りバーガーのお店として、グルメ通の間でも話題に。

ドアや壁のないオープンスタイルの店舗からは、おいしそうな香りが漂い思わずお腹が鳴ってしまいます。

壁がなくオープンな店内

お店の前の看板を見ると、ハンバーガーをはじめサイドメニューまで100%手作りで驚き!!

「100%自家製牛乳シェイク」や「自家製コーンスープ」など“自家製”という言葉に興奮してきた〜〜〜!

JB’s TOKYO ミヤシタパーク店メニュー

・・・・・・おや?

メニューの端っこに「まじめなハンバーガー」、「世界でも稀有な完全クラフトバーガー」と書かれている。

「ハンバーガー」=「まじめ」???どういうことなんだろう?

まずは気になる「完全クラフトバーガー」について伺ってみることにしました。

ファストフードなのに100%手作り!?今までの常識を覆した“こだわり”とは?

小麦粉は北海道産小麦の「茜星」を使用

同店のハンバーガーに使用されているパンは、工場などで作られているパンとは違い、マーガリンやショートニング不使用。

店内併設のベーカリー工房で小麦粉をこねて発酵させ、スチームをかけたオーブンで焼成。小麦粉は北海道産の「茜星」や北海道バターを使った正統的なオリジナルレシピのパンが自慢です。

どちらでも好きなパンが選べる

なぜパンを手作りにしているのか伺ったところ、「こだわりのおにぎり屋さんをやろうと思った時に、ごはんを業者から買わないですよね(笑)」と店主の佐藤さん。

パンはほとんど空気でできているので潰さないように運ぶために物流コストが高くなりがちですが、輸送費を小さくして原価を下げることだけが目的ではなく、単純に美味しいからパンも手作りに。

浮いたお金は別の食材に回し、「世界一美味しいファストフード」作りを目指しているそう。

ガラス窓から調理中の様子もみえる

ハンバーガーのパティは、100%ビーフ(つなぎなし)の粗挽き肉を店内で、ひとつひとつ手ごね成形。

アメリカやオーストラリア産に牛肉の赤身部分を使用。国産も美味しいけれど理想としているハンバーガーの味と違う味になってしまうのだとか。

牛肉100%使用した肉厚でジューシーなパテはステーキのよう!

200℃の鉄板で潰して焼成します。本場アメリカでは“スマッシュ”と言われる焼き方が、JB’s TOKYOの美味しさの秘密だそう。

鉄板の上で潰して焼き、むしろ焦げるくらいまで焼き上げるのですが、同店では日本人の好みの食感くらいに抑えて焼かれています。

豆乳を使用した自家製マヨネーズ

また、自家製豆乳マヨネーズやケチャップ、自家製ピクルスなど全てお店で手作り。豆乳で作られたマヨネーズやケチャップは、後味をサッパリさせるためにパティと合う配合で作られています。

付け合わせなども自家製にこだわった結果、化学調味料、保存料等不使用になったというから納得。

スペシャルなハンバーガー2種をオーダー!

「まじめなハンバーガー」とは、ハンバーガーというものを料理として真面目に考え、一から十まで手作りにこだわり、どこかの国で禁止されているような食材を使わないで作ること。

ピクルスも自家製!

そして、隠すことなく、よくないものは使わず真面目にハンバーガーに取り組むことからきているそう。

全部お店で手作りにするなんて「真面目かよ!!」とツッコみたくなるほどこだわり抜かれています。

スペシャルはレタスとトマトをさらにのせてサンド!

鮮度の良い野菜は、熱々のパティの上に乗せてもしなることなく、シャキシャキした食感が楽しめます。

それではボリュームタップリなハンバーガー2つを紹介します!

JB’s スペシャル(990円)

JB’s スペシャル(990円)

同店の食パンで挟んだ「JB’s スペシャル」は、113gの2パティを2枚を使用(合計226g)。
アメリカでは“パティメルト”と呼ばれているスタイルで、ハンバーガーの原型といわれているそう。

しっかりスマッシュされたパティは、食パンの端から端まで広がっているので、どこからかぶりついてもジューシーな牛肉の味わいが楽しめます。

しっとりとした食パンはトーストされ、肉汁を吸ってもビシャッとした感じにならず、最後までさくさくもっちりとした食感が楽しめます。

JB’s マウンテン(丸パン 1,610円)

JB’s マウンテン(1,610円)

「JB’s マウンテン」は、パティ4枚、452gとチーズ4枚を使用。ひたすらパンとパティの美味しさが堪能できる一品。

トロリととろけるチーズとカリカリっと焼かれた香ばしいパティ、そして手作りのソースたちが一体となって、美味しさの波が口の中に広がります。丸パンから香るバターの風味が更に美味しさを引き立て、食パンとはまた違った味わいが楽しめます。

食べる前にペシャッ!っと、潰して豪快にワシワシとかぶりつこう!

豪快にガブリと味わいたい!