お菓子類を禁止することの弊害もある!?

市販されているお菓子から、子どもをいつまでも遠ざけておくことはほぼ不可能でしょう。

買い物に連れて行けばたくさんのお菓子が並んでいますし、お誕生会などのパーティや様々なイベントではお菓子をもらえることも多いでしょう。

市販のお菓子は、お菓子メーカーが大げさに言えば会社の存続を懸けて「おいしい!」と思わせるように作っているものです。

お菓子に対する免疫のない子、普段ふかし芋やおにぎりしか食べていない子がそのようなお菓子を口にしたらどうなるでしょうか?

きっと限度がわからず、おいしさにつられて食べすぎてしまうのではないでしょうか。

それが一度で終わればいいですが、お菓子のおいしさを知ってしまったら、なかなかその誘惑に勝つことはむずかしいですよね。

お菓子を食べることを禁止されていたら、隠れて食べ始めるなどということにもなりかねません。

それなら、禁止してしまうのではなく、量を加減して食べることができるように訓練していく方がいいと筆者は考えています。

要は免疫をつけておくということです。

まとめ

おやつには、単に栄養面で食事を補うという役目だけではなく、気持ちをリラックスさせたり、楽しい気分にさせたり、気分転換や人とのコミュニケーションを楽しくさせる効果もあります。

ですから、パーティなどの時には、お菓子がふるまわれたりしますね。

日頃から食べていれば、どんな時にも一度に大量に食べ過ぎるということもないでしょう。

子ども達は、今後どんなおいしいものに出会うかもしれません。

どんなおいしいものや自分が好きだと思うものに出会っても、無茶食いすることなく、きちんと限度を考えて食べることができるようにすることも、大事なしつけではないでしょうか?

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」