駆除初日から7日目:チョウバエ専用殺虫剤でチェストー!!
5日目、6日目にふたたび壁に貼り付いているチョウバエを発見。恐る恐る浴槽下を見ると、推定20匹の幼虫がモゾモゾとうねっていた。ご存命であったか! もう、びっくりして敬語。流しても流しても、己の罪とチョウバエの幼虫は流しきれない。
こうなったらアレしかない……。駆除2日目に購入しておいた「チョウバエ専用殺虫剤」を浴槽の下にあますことなくふりかけることに。さよならチョウバエ、もう来ないでチョウバエ。この殺虫剤の1日後の致死率は100%。化学の力で、ようやく人間が勝利したのである(最初から殺虫剤を使えばよかった?)。
プロに聞いたチョウバエ対策
恐るべき生命力と繁殖力を持つチョウバエ。害虫駆除の通販を手がける「イーライフ」の問い合わせ窓口担当・森田さんは「チョウバエが繁殖のピークを迎える6月~9月は、とくに注意が必要」と言う。
「チョウバエは、玄関、窓などのあらゆるところから宅内に侵入してきます。暗く湿った場所を探すと、スカムと呼ばれる汚泥状の有機物、石けんカス、髪の毛などに卵を産みつける。チョウバエの卵は0.3mm程度で目に見えませんから、住人が気づかないうちに孵化して羽虫に成長していきます。キッチンの排水溝、トイレ、浴槽下などは繁殖するのに最適な環境ですね。
繁殖を防ぐには、パイプクリーナーを使って1カ月に2回くらい、定期的に排水溝を掃除して、発生源となる汚れを掃除するのが効果的。換気も怠らないようにしましょう」
チョウバエを見つけたら即退治することも大切。幼虫には専用の殺虫剤を使うと駆除は早いが、「なければ、繁殖ポイントに熱湯を流したりシャワーで洗い流したりするのも効果があります。一度で終わらない場合は何度か繰り返すといいでしょう」と森田さん。
最後に闘いを終えたチョウバエ先輩として、筆者が伝えたいことはただひとつ――指でも殺せるよ!